富士市の財政事情を公表します。
今回お知らせするのは、平成4年度当初予算のあらましです。
税金の使い道をごらんください。
ここがポイント ことしの予算
一般会計は
703億6,000万円
特別会計は(国民健康保険・下水道など)
273億2,836万円
企業会計は(病院・水道)
146億9,787万円
歳入の59.4%は市税
417億9,690万円
歳出のトップは教育費
209億8,781万円
市民1人当たりの市税負担額
18万3,249円
市民1人当たりに使うお金
30万8,477円
一般会計は13.4%の伸び
平成4年度の予算は、一般会計が703億6,000万円(前年比13.4%増)、企業会計(病院・水道)を含む特別会計が420億2,623万円(同1.0%増)、総額では、1,123億8,623万円(同8.4%増)です。
一般会計の歳入で、59.4%を占めるのが市民税や固定資産税などの市税です。合計は、417億9,690万円で前年度に比較すると6.3%の増加を見込んでいます。
また、市債や国庫支出金などの依存財源が24.2%、自主財源は75.8%ですから、財政事情は極めて健全安定型と言えます。
平成4年度一般会計
一般会計とは市税収入を主な財源として、福祉・教育・道路・消防などに使われる会計です。
歳入 会計年度内(4月1日〜翌年3月31日)に入ってくるお金 金額は1万円未満を四捨五入
科目別 金額 構成比
総額 703憶6,000万円 100%
市税(市民税、固定資産税など) 417億9,690万円 59.4%
市債(市の借入金) 75億7,950万円 10.8%
国庫支出金(国からの補助金など) 39億4,916万円 5.6%
諸収入(預金利子など) 36億1,210万円 5.1%
繰入金(基金からの繰入金) 35億6,402万円 5.1%
県支出金(県からの補助金など) 21億7,008万円 3.1%
分担金及び負担金(施設入所者の負担金など) 16億1,183万円 2.3%
地方譲与税(国から地方に譲与されるお金) 15億2,000万円 2.2%
その他 45億5,641万円 6.4%
歳出
会計年度内(4月1日〜翌年3月31日)に支出するお金 金額は1万円未満を四捨五入
科目別 金額 構成比 使い道
総額 703億6,000万円 100%
教育費 209億8,781万円 29.8% 学校整備や社会教育などに
土木費 135億115万円 19.2% 道路や河川の整備に
衛生費 83億6,131万円 11.9% ごみ処理や病気の予防に
民生費 83億5,869万円 11.9% 社会福祉などに
公債費 54億6,867万円 7.8% 借りたお金を返すために
総務費 52億7,768万円 7.5% 庁舎管理や人件費などに
労働費 22億5,617万円 3.2% 働く人たちのために
消防費 21億2,480万円 3.0% 消防、水防、防災のために
農林水産業費 19億2,855万円 2.7% 農林業や水産業のために
その他 20億9,517万円 3.0% 商業や工業発展のために
市民1人当たりの市税負担額 18万3,249円
市民1人当たりに使うお金 30万8,477円
教育に
9万2,016円
道路や河川の整備に
5万9,193円
ごみ処理や病気の予防に
3万6,658円
社会福祉に
3万6,647円
借りたお金を返すために
2万3,976円
庁舎管理などに
2万5,880円
働く人のために
2万4,679円
消防活動に
9,428円
(平成4年4月1日現在の人口22万8,088人で算出)
☆財源別歳入 703億6,000万円
自主財源
市税 59.4%
諸収入 5.1%
繰入金 5.1%
分担金及び負担金ほか 6.2%
依存財源
市債 10.8%
国庫支出金 5.6%
県支出金ほか 7.8%
★目的別歳出 703億6,000万円
教育費 29.8%
土木費 19.2%
衛生費 11.9%
民生費 11.9%
公債費 7.8%
総務費 7.5%
労働費 3.2%
消防費ほか 8.7%
歳出のトップは教育費
一般会計の歳出を目的別に見ると、教育費がトップで全体の29.8%を占めています。前年度と比較しても最も伸びが著しく、39.9%の増加です。これは、文化会館の建設や吉原商業高校の改築、また富士中部小学校の建設などのためです。
次に多いのが土木費で19.2%。主な事業は、市道の新設改良事業や市街地整備としての土地区画整理事業、都市計画街路の新設改良事業など。このほかには、快適な生活に欠かせない公共下水道の整備事業などがあります。