子供に夢を与える蛍をふやして
青木佑子さん
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このコーナーでは「市長への手紙」の中から、さまざまなご意見を紹介します。今回は、平成3年度市政モニター青木佑子(ゆうこ)さん(伝法)の「蛍をふやして」です。
〈市長への手紙〉
昨年6月「富士自然観察の会」に参加して、昔はどこにでも見られた蛍を、まるで宝石を捜すように見せていただき大変感動しました。聞くところによると、市内には3か所くらいしか見られるところがないとのこと、本当に残念で仕方がありません。
川の周りに昔のような自然がなくなってしまい、川のふちもコンクリートになってしまったからでしょうか。きれいな水、豊富な水をうたい上げている富士市です。何とか、蛍の住める自然を取り戻せないでしょうか。
あの夜の子供たちの歓声。子供にも夢を与えてください。
河川を汚さない運動を進めましょう
〈市長の答え〉
幻想的な蛍の光は、夏の風物詩です。地球の環境問題が言われる今日、蛍をふやすことは、自然環境を守る意味からも大切なことです。豊かさや便利さが改めて見直され、河川改修のやり方や公園に対する取り組みも、少しずつ変わってきています。
原田・吉永地区の「泉の郷」構想の中では、自然生態園の計画があります。下水道の整備とあわせて、きれいなせせらぎを取り戻したいと考えています。
しかし、河川に流される汚水が心配です。汚水が今までと変わらなければ、施設の目的は生かされません。河川を汚さない運動を、皆さんと一緒に進めましょう。
蛍の住む場所
・原田の鑑石園・桑崎の浅間神社・原田小学校