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【広報ふじ平成4年】ようこそ。市民1年生の皆さん

こんにちは。市民1年生の皆さん。住み心地はいかがですか。
富士市には、全国各地から年間7,400人の転入者があります。
3月から4月は特に多く、2,700人がいらっしゃいました。
今回は、市民1年生用に、富士市トクトク情報を満載しました。
これを読んだら、富士市の通(つう)になることを受け合い。
早く街になじんでください。そして、街を好きになってください。

こんな街です。富士市って!

 日本人の心のふるさと富士山。四季折々の美しい姿は、私たち市民の大きな誇りです。
 富士市はこの富士山に抱かれ、さまざまな恩恵を受けながら発展してきました。“紙の街”として、全国に名前が知られるようになったのも、富士山の豊富な地下水と森林のたまものなのです。
 現在もパルプや紙を中心に、自動車機器、電気機械、化学工業など、日本を代表する企業が建ち並ぶ、東駿河湾工業整備特別地域の中核都市として、着実な歩みを続けています。工業製品の出荷額は、年間1兆7,000億円。県下では、浜松市に次いで第2位です。また最近は“富士ヒノキの里”を目指して売り出しています。
 地形は、海抜ゼロメートルから富士山の9合目までの隆起に富み、面積は214.09平方キロメートルです。気温は海洋性で温かく、雪はほとんど降りません。
 特産品としては、やぶきた茶に富士梨、シラス、タチウオで、ゆでた落花生も、富士市ならではの食べ物です。水も、自慢の一つです。すべて富士山、愛鷹山、富士川を水源とした地下水ですから「おいしい」と評判です。富士市はまた、歴史とロマンを秘めた街。有名なかぐや姫の物語は、ここが発祥の地なのです。
 市内の比奈には「竹採公園」があって、竹やぶの中には「竹採姫」と彫られた卵形の石を載せた小さな塚があります。昔から、ここがかぐや姫の生まれたところだと伝えられ、地名も「赫夜姫(かぐやひめ)」となっています。竹取りの翁がかごをつくったとされるところは「籠畑(かごはた)」、姫が名残を惜しんだ「見返し(みかえし)坂」など、かぐや姫を暗示させる地名が数多く残っています。
 また、歴史は下って平安末期、平氏が水鳥の羽音に驚いて戦わず敗走した、富士川合戦場跡。鎌倉初期、曽我兄弟のあだ討ちにまつわる史跡。鎌倉中期、日蓮上人が「立正安国論」を書き上げた実相寺。戦国時代、駿河今川氏・相模北条氏・甲斐武田氏が「相互不可侵条約三国同盟」を結んだ善得寺跡など、数え上げたら切りがありません。
 富士市はこうした伝統に培われながら、日本一の富士山に見合った街になろう。だれもが住んでよかったと、誇りを持てる街になろうと、積極的にまちづくりに取り組んでいます。
- 写真あり -
( 写真説明 ) ・市民の木クスノキ
( 写真説明 ) ・市民の花バラ


=市民2年生からのアドバイス=
街に出ましょう いいふれあいが待ってます

 日本三景の一つ安芸の宮島から、新見芳宣(にいみよしのぶ)さんご一家が引っ越してこられたのが、昨年3月。1年間富士市に住んだ感想や、市民1年生へのアドバイスなど、おじゃましてお話を伺いました。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 新見芳宣さんご一家

―富士市に来てどうですか
真幸くん
「給食がおいしいよ」
幸子さん
「そうなんです。広島はセンター方式でしたから、もう冷めていたそうですが、何でも温かいって―。経費は余分にかかると思いますが、それぞれの学校でつくってくれるのは、とてもいいですね」
芳宣さん
「会社では、自分の思ったことをスパスパ言う人が多いね。自由な気風を感じました。言葉は、そんなにきれいだとは思わないけれど(笑)」
幸子さん
「私は、品物なんかを『やったっけ』とか、こっちへ『来な』って言われたのには、ちょっとドキッとしました。なんだか、命令されているような気がして」

―食べ物はいかがですか
芳宣さん
「サクラエビはおいしかった。ゆで落花生も、さっぱりしていていいね」
幸子さん
「広島は瀬戸内でしたから小魚が多かったんですが、こちらは、切り身が多いですね」

―市民1年生へのアドバイスは
芳宣さん
「最近、今泉の中央図書館へよく行きます。2週間の貸し出し期間で、10冊借りられます。カセットテープやCDもありますしね」
幸子さん
「広島は、災害がほとんどないところでした。こちらに来て、防災ズキンを学校へ持って行くと聞いたときは、本当にぴっくりしました。9月には防災訓練があったり、避難場所の立て札があったりすると、地震の街なんだと実感しました。「富士市シティマップ」には、病院や公共施設が載っていて役立ちました。早目にもらうといいですね。私は、富士の型染教室に参加して、お友達が大勢できました。積極的に、街に出ましょう。いいふれあいが待ってますよ」


生活情報

急に病気になったら
・内科・小児科・外科は、救急医療センターヘ。電話51-0099 診療時間は平日・午後7時から。日曜祝日・午前9時から。
・当直医の問い合わせは、テレホンサービスをご利用ください。電話51-9999

ごみの出し方は
燃えるもの・燃えないもの・缶・瓶に分けます。出し方の パンフレットや「分別カレンダー」などは、公民館にあります。英語・ポルトガル語・スペイン語もあります。詳しいことは、環境衛生課へ。

予防接種のことは
 年間の予防接種や健診の日程が載った「健康カレンダー」があります。問い合わせは、保健婦人センターへ。電話64-8991

富士山を写したいとき
 富士と港の見える公園や岩本山公園がお勧め。中央公園の池には、逆さ富士(さかさふじ)が映ります。

市の仕事や施設を知りたいとき
 ただいま生活情報がいっぱいの「私の便利帳」を、一軒に一部ずつお分けしています。

病院や施設の場所は、広報広聴課にあるシティマップで。
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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