ウインタースポーツのシーズンです。中でも、スキーは人気のスポーツ。昭和28年ころのスキー板とストックを、市立博物館に寄贈していただきました。
スキー板とストック
加藤昭五さん(中島)
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このスキー板は、長さが2メートル、幅は8センチあります。ストックの長さは1メートル20センチあって、輪の部分は竹でできています。
中島にお住まいの加藤昭五さんが、昭和28年ころ買ったもので、板が7,000円、靴は編み上げの登山靴のようにガッチリしていて、1万円くらい。当時のボーナスのほとんどが消えてしまったそうです。
加藤さんは、バレー、テニス、剣道と何でもこなすスポーツマン。スキーは、会社の仲間に誘われ25歳から始めました。なだらかな、初心者用のコースがある霧ケ峰によく出かけました。自家用車などない時代でしたから、身延線の夜行に乗り甲府に一泊。朝一番のバスに乗って、霧ケ峰へ。
スキー場にはリフトはありませんでした。だから、滑りおりた後が大変。スキー板を担いで、また上まで登ります。半日も滑っていれば汗ビッショリ。
腕前の方は、山から山へのスキーツアーができたそうです。