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正月に咲かせる鉢植えの梅

　寒さの中でも、いち早く春を感じ花を咲かせる梅。少しずつつぼみがふくらんできた梅の花を、一日も早く見たいと思うのは人情でしょう。ましてやそれが正月に咲いたなら…。お宅でも梅の鉢植えで正月を祝ってみませんか。

●購入のポイント
　花を見る梅は約300品種あります。ちょっと手を加えればほとんどの種類は開花しますが、早咲き種を選ぶのが無難です。早咲きか遅咲きかは，株を見ただけでは見分けられません。品種名のついている、病気や害虫の被害のないものを、店の人に確認しながら購入します。

●管理のポイント
　梅は9月〜10月から休眠に入り、朝夕の最低気温が2℃〜5℃以下になるころ休眠から目覚めます。通常10℃〜15℃ぐらいになったら開花が始まります。花の咲くリズムから温度を調整すれば、20日間ぐらいで開花させることができます。市内では、12月10日ごろ、戸外に置いた鉢を最低温度が7℃程度の室内（日ざしの入る縁側）に5日〜7日、その後、最低温度10℃、最高25℃の控えめに暖房した部屋に移します。10日〜15日置けば正月に開花します。あとは室内で春の香りを楽しんでください。
　市内では、1月中旬ごろ岩本山公園梅園の花がほころび始め、花見客でにぎわいます。ぜひお出かけください。