皆さんはエントツと聞いて何をイメージしますか。産業、目印、公害など、いろいろあると思います。富士市には5メートル以上のエントツが365本ありますが、あまり気にしていない人もいるのでは…。
この富士市には欠かせないエントツを、市民、企業、行政が一体となって、まちづくりに役立てようと、11月15日「全国エントツ文化シンポジウム」が行われました。富士市の呼びかけで、北海道から九州まで全国各地から約250人がラ・ホール富士に集まって、講演やパネルディスカッションを行いました。16日は実際に富士市のエントツの状況を視察。富士山をバックにした街並みとエントツなどを熱心に見学しました。
産業のシンボルだったエントツも、今は景観や公害などの問題で邪魔者に見られがち。しかし今回のシンポでは、逆にエントツを都市デザインや環境などのシンボルとして、市民参加のまちづくりへの第一歩としようという意見も出ました。これをきっかけにして、富士市に住んでよかったと思えるようなエントツ文化都市をつくってみませんか。
「住民参加で生まれ変わった世田谷区のエントツ」
事例発表 卯月盛夫さん
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世田谷区の都立清掃工場のエントツはデザインを全国から公募して住民参加で生まれ変わりました
新しいエントツは区民の誇りになり区民はまちづくりへの関心をよりいっそう深めました
「真剣な目で富士市のエントツを視察」
16日のエクスカーションでは富士市全体に広がるエントツを真剣な目で視察しました
市全体が工業中心の街なので市民、企業、行政が一体となればエントツは地域の文化になるのでは…
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( 写真説明 ) 会場には、全国各地から約250人が訪れ、熱心にエントツ文化について考えました
( 写真説明 ) 「これからエントツをどう生かすか」を論議したパネル・ディスカッション
( 写真説明 ) 8月には県立富士高と常葉短大の学生さんの協力で、エントツがある企業を訪問。エントツを擬人化したエントツ名簿をつくりました
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( 図表説明 ) 「日本一の地域づくり夢づくり絵本」から