落語でほっと一息「富士落語会」の幹事
清 宏子(せい ひろこ)さん(本市場)
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富士落語会の創立。
「これ、ちょっと見てください」。一枚の紙に、駿河豆本の会、はめ字家元会、みくりや寄席、旨(うま)いもの会、はんにゃ党など、趣味の会がずらっと30余り。ほとんどが沼津。「富士にも、こんな会が欲しくって」「富士落語会」をつくったのが、清宏子さん。
そんなに宣伝したわけでもないのに、たちまちのうちに35人のメンバーが勢ぞろい。顔ぶれは、会社役員、公務員、自営業、主婦、医師など、職種はさまざま。「皆さんも、きっと何か欲しいと思ってたんですよね。私は、いつも後ろの方でチョロチョロしているお手伝いさん。司会、舞台、片づけ、あとの懇親会係と、当日はいろいろな役割分担があります。はなし屋さんを囲んでの懇親会がまた楽しいんですよ。はなし屋さんの裏話が聞けたり、大勢の人のおもしろい話が聞けますから。」
次は美酒に酔う会でも。
清さんは、忙しい救急病院の総婦長さん。生と死や、親と子のはざまで、揺れる心の相談を受けることも多いといいます。そんな中で、スーっと入っていけた世界が落語。「落語は、やっぱり日本の心。気分転換もできるし。8月26日に、第4回目を計画しています。」
清さんは次にうまいさかなで、うまい酒を少々飲む会を計画しています。体と心が、ほんわか暖かくなったら解散。「ただ今、会員募集中です。」