【広報ふじ平成3年】第19回世論調査
昨年12月に行いました「第19回世論調査」の結果がまとまりましたので、そのあらましをお知らせします。
今回のテーマは『地域福祉』と『公園・緑地』についてです。調査は、住民基本台帳から無作為抽出した3,000人の市民の皆さんにお願いしました。
テーマ 地域福祉について
おもいやりは暮らしから
高齢化社会が急速に迫りつつあります。こうした現実に対応しながら、市民の暮らしの向上を目指すためには、施設中心の“施設福祉”から、地域での助け合いを基本においた“地域福祉”への転換が最も有効な手段であると考えられています。
そこで、市民の皆さんが地域福祉についてどのような考えをお持ちかお聞きしました。
高齢者福祉対策に力を入れて
問1
「思いやりのある福祉のまちづくり」を進めるために、市が特に力を入れるべき福祉対策は?
この問いに対して、最も多い回答は「高齢者福祉対策」で全体の61.0%を占め、次いで「障害児者対策」16.8%、「児童福祉対策」9.4%の順でした。市民の高齢者対策に対する関心の高さがうかがわれます。〔問2は省略します。〕
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔問1〕
家族の世話で一緒に暮らしたい
問3
仮にあなたが障害者や年老いて寝たきりになった場合、だれに世話をしてもらいたいですか。
最も多い回答は「家族にみてもらいたい」で41.5%、次いで「家族を中心に一部を行政で」の31.9%となっており、「家族」を挙げた人が合わせて73.4%に達しています。これを男女別でみると男性が女性を11.5%も上回っています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔問3〕
在宅福祉サービスの充実を
問4
これからの福祉は、老人ホームなどへの入所による施設福祉よりも、家にいて福祉サービスの受けられる在宅福祉が中心になるだろうと言われていますが、どう思いますか。
回答は、「在宅福祉サービスの充実」41.2%、「在宅福祉の充実と施設の建設」40.6%の順で、両者を合わせて81.8%の人が何らかの形で在宅福祉の充実を望んでいることがうかがわれます。一方「福祉施設の充実を」は15.2%にとどまっています。〔問5〜問7は省略します〕
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔問4〕
社会福祉協議会を知っている?
問8
地域住民を中心に社会福祉活動を進めるための組織「富士市社会福祉協議会」を知っていましたか。
回答は「名前だけ知っている」45.2%、「知らない」25.8%と、71%の人が知識を持っていません。早急にPRをする必要があると言えそうです。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔問8〕
ボランティア活動に参加したい
問9
あなたは、日常生活の中で社会に奉仕する「ボランティア活動」に参加したいと思いますか。
活動への参加意思は、「機会があれば参加したい」56.9%、「是非参加したい」が2.3%の順で、これに「現在参加している」の3.9%を加えると、63.1%の人がボランティア活動に参加意思を持っていることになります〔問9−1は省略します。〕
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔問9〕
基本的には無償ボランティアで
問10
地域福祉を支える「ボランティア活動」の今後のあり方について、あなたはどう考えますか。
今後の地域福祉を支える「ボランティア活動」は無償・有償のどちらが望ましいか尋ねたところ、「無償を中心に一部有償で」が50.6%、「無償ボランティアで」が19.5%の順となっており、合わせて70.1%の人が、今後も無償ボランティアを基本にと考えていることがうかがわれます。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔問10〕
回答者の御意見
・社会奉仕活動を学校の教育科目に取り入れ、活動を身近なものにさせてはどうか。
・「社会福祉協議会」は、もっと情熱をもって活動資金の確保や広報に努めるべきだ。
・ボランティア活動に参加したくても、情報不足から参加できない人がかなりいるのでは…。
・行政から企業に働きかけ、「ボランティア休日」の設置をしてほしい。
・行政は、よく実態を調査して、不公平のない福祉を…。
・昼間だけでも世話をしてくれる老人ホームが欲しい。
・人は死ぬまでシャンとしていたい。まず心の福祉を…。
テーマ 公園・緑地について
近くて、広くてそして自然のままの公園がいいね!
本市には100を超える公園や緑地がありますが、面積的にはまだ十分とは言えません。また、市民の皆さんの要望も多様化しています。公園や緑地についてどんな考えをお持ちかお聞きしました。
岩本山公園・丸火自然公園が人気!
問1
あなたは、公園をよく利用しますか。
問1-1
公園を利用する人は、主にどんな公園を利用しますか。
公園の利用で一番多いのは「年に数回」で49.4%、次に「月に2回〜3回」が9.2%でした。また「利用したことがない」も34%ありました。
続いて、どんな種類の公園を利用するか尋ねたところ、「岩本山・丸火などの自然公園」が33.5%と最も多く、次いで「児童公園」19.5%、「中央・広見などの大きな公園」14.6%でした。〔問2・問3は省略します〕
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔問1〕
( 図表説明 ) 〔問1-1〕
自然と緑と水辺がほしい
問4
これから整備していく公園には、どんな施設があればいいと思いますか。
将来に向けた公園のイメージを尋ねたところ、一番は「自然を生かした広い公園」で24%、次いで「木陰と水辺のある公園」16.7%、「河川の堤防を利用した緑の遊歩道」12.6%の順となり、上位を自然をテーマにした公園が占めました。以下、「彫刻の森など文化性の高い公園」12.1%、「動植物園のあるレジャー公園」11.8%の順となっています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔問4〕
緑化意識は市民の森から
問5
富士市を緑豊かなまちにするにはどうしたらいいと思いますか。
最も多い回答は「公園・道路・学校の緑化」で27.4%、次いで「市民の森をつくる」25%、「工場や会社の緑化」17.3%の順となっています。これを昭和49年度実施の第3回世論調査と比較すると、「市民の森」が10%伸び、逆に「公園・道路・学校の緑化」は17.6%の減となっています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔問5〕
回答者の御意見
・岩本山公園がきれいになり、お花見やハイキングなど家族で楽しめます。こんな公園がもっとほしいですね。
・公園の場所や施設をもっと市民にPRしてください。
・小さな公園に遊具が設置してあるが、子どもの遊ぶ姿が見られない。
・公園をつくるよりも、何もなくていいから、ただ土だけの広場があればそれで十分です。
・山は山らしく、海は海らしく自然の姿のままでおきたい。
・緑と花の百科展を各地区で行ったらどうですか。
・市民の花「バラ」の産地化を図り、バラ公園を建設しては…。
・潤井川の土手を桜並木にしてください。
・有償でもいいから、お客様を案内できるような公園を…。
★回収結果★
◇調査対象者 3,000人
◇回答者 1,504人
◇回収率 50.1%
*結果は百分率で表示しました。表示した百分率は小数点以下第2位を四捨五入してありますので、合計が100にならない場合があります。
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