【ツーリング】
まだ明けやらぬ朝の町を、イタリアンレッドのオートバイ“マーニ”が駆け抜けます。黒いライダースーツに身を包み、乗っているのは、吉原4丁目の石川勝雄さん50歳。
これから、日の出を見に行くところです。
隅から隅まで磨かれ、手入れの行き届いた車体から、調子のいいエンジン音が響きます。
エンジンの焼ける音、マシンのにおい、移り変わる景色。それらのすべてが、五感を心地よく刺激します。
「オートバイは生き物。そして、一体化できるもの。だから、自分の感性に近づけてみたい」とは、石川さんの弁。
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