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ドライフラワーを楽しむ

　ドライフラワーは、花や実、草などを美しく乾燥させたものです。花の少ない冬のヨーロッパで、室内を彩る花として、生け花のかわりに使ったのが始まりです。現代では、室内の装飾品として１年を通じて、さまざまな楽しみ方ができます。
　家庭でできる簡単な乾燥の仕方には
1．自然乾燥（ハンキング法・ワイヤリング法）
2．溶液乾燥
3．押し花などがあります。

◆ハンキング法
　植物を種類別にして、不必要な葉を取り除き、小束にまとめます。茎を輪ゴムで止め、ひもを通して逆さにつるします。スターチス、ノコギリソウなどが適しています。

◆ワイヤリング法
　花だけを摘んで、一輪ずつ針金を通して乾燥させます。早く乾き、きれいに仕上がります。ムギワラギク、センニチコウなどが適しています。

◆溶液乾燥
　枝や棄をグリセリンなどに浸したり、吸い上げさせて処理すると、やわらかで、つやのある状態に仕上がります。
ツバキなど、葉のかたいものが適しています。

◆押し花
　やわらかで、繊細な葉や草などを乾燥させます。植物を２枚のティッシュペーパーの間に並べ、電話帳などの間に挟んで、重しを載せます。