健康で文化的な まちづくりを
私たちが納めた税金は、どのように使われていいるのでしょうか。市は、市の財政事情を市民の皆さんに知っていただくため、、毎年6月と、12月の2回「富士市の財政」を公表しています。
今回は、平成2年度の予算と平成元年度の財政状況をお知らせします。
平成2年度一般会計は575億5,000万円
一般会計は7.8%の伸び
平成2年度の子算は、一般会計が575億5,000万円(対前年7.8%増)、企業会計を含む特別会計が399億9,247万1,000円(同8.4%増)、合計では975億4,247万1,000円(同8.0%増)となりました。
一般会計における歳入では、市税の総額は371億7,390万余円で前年度に比較して、24億2,300万余円の増加を見込みました。主要税目では市民税で15億3,170万余円、固定資産税で9億9,330万余円の増加を、また地方譲与税については3億円の増加を見込みました。
一方、歳出については文化会館建設を初め、(仮称)療育相談センター建設、富士体育館改築、(仮称)富士中部小学校建設用地の取得など富士市総合計画に掲げる諸施策の実施に向けて積極的な予算化を行いました。
市債の状況
市の借金を市債といいます。市税や補助金だけでは賄えない事業を行うために、国や銀行からお金を借ります。一般会計債 385億1,758万円 特別会計債 239億4,264万円(H2年3月31日現在)
平成2年度一般会計
一般会計とは市税収入を主な財源として、福祉・教育・道路・消防などに使われる会計です。
歳入
会計年度内(4月1日〜翌年3月31日)に入ってきたお金
科目別 金額 構成比
総額 575億5,000万円 100%
市税(市民税、固定資産税など) 371億7,390万円 64.6%
市債(市の借入金) 49億2,058万円 8.6%
諸収入(預金利子など) 31億3,205万円 5.4%
国庫支出金(国からの補助金など) 25億8,806万円 4.5%
地方譲与税(国から地方に譲与されるお金) 22億5,200万円 3.9%
県支出金(県からの補助金など) 17億897万円 3.0%
分担金及び負担金(施設入所者の負担金など) 15億3,558万円 2.7%
使用料及び手数料(施設の使用料など) 10億6,182万円 1.9%
その他 31億7,704万円 5.4%
財源別歳入 一般会計 575億5,000万円
自主財源
市税 64.6%
諸収入 5.4%
分担金及び負担金 2.7%
繰越金ほか 5.4%
依存財源
市債 8.6%
国庫支出金 4.5%
地方譲与税ほか 8.8%
歳出
会計年度内(4月1日〜翌年3月31日)に支出するお金
科目別 金額 構成比 使い道
総額 575億5,000万円 100%
教育費 134億5,120万円 23.4% 学校校整備や社会教育などに
土木費 129億8,379万円 22.6% 道路や河川の整備に
民生費 78億2,210万円 13.6% 社会福祉などに
衛生費 60億2,647万円 10.5% ごみ処理や病気の予防に
総務費 48億3,954万円 8.4% 庁舎管理や人件費などに
公債費 48億3,744万円 8.4% 借りたお金を返すために
消防費 21億4,432万円 3.7% 消防、水防、防災のために
農林水産業費 18億3,806万円 3.2% 農林業や水産業のために
労働費 15億9,800万円 2.8% 働く人たちのために
商工費 14億4,556万円 2.5% 商業や工業発展のために
その他 5億6,352万円 0.9% 議会費、災害復旧費などに
性質別歳出 575億5,000万円
消費的経費
人件費 22.3%
扶助費 5.2%
公債費 8.4%
物件費 10.9%
補助費等 6.1%
繰出金 7.3%
維持修繕費 8.0%
投資的経費
単独事業 25.3%
補助事業ほか 6.5%
市税の内容 合計 371億7,390万円
市民税 191億1,550万円 51.4%
固定資産税 145億3,000万円 39.1%
都市計画税 21億900万円 5.7%
その他 14億1,940万円 3.8%
市民1人あたりに使うお金 25万7,298円
市民1人当たり市税負担額 16万6,199円
教育に 6万138円
道路や河川の整備に 5万8,049円
福祉などに 3万4,972円
ごみの処理や健康を守るために 2万6,944円
庁舎管理などに 2万4,156円
産業の発展に 2万1,825円
公債費に 2万1,627円
消防活動に 9,587円
(平成2年3月31日現在の人口で算出)
平成2年度会計別予算 総額975億4,247万円
一般会計 575億5,000万円
特別会計 259億2,842万円
病院会計 108億8,410万円
水道会計 31億7,995万円
富士市の財産はどのくらいありますか
佐野和子さん(松岡・主婦)
- 写真あり -
有価証券は1,390万円
平成2年3月31日現在の市有財産は次のとおりです。なお、公営企業財産は除きます。
有価証券 1,390万5,200円
土地 4,930万4,241平方メートル
建物 60万2,361平方メートル
立木 28万3,796立方メートル
車両 286台
基金の現在高 83億4,153万4,608円
- 図表あり -
( 図表説明 ) 建設中の市立体育館完成予想図
平成元年度予算の執行状況
順調に歳入の伸び
平成元年度一般会計
平成2年3月31日現在。出納整理期間が5月31日までとなっているため、歳入・歳出とも未整理のものがあります。
歳入
予算総額 577億1,390万円
収入済額 508億3,958万円
科目別 予算額 執行額
市税 360億9,380万円 353億7,734万円
市債 41億4,872万円 9億388万円
諸収入 33億6,942万円 15億5,957万円
国庫支出金 28億8,945万円 24億1,847万円
繰越金 28億5,059万円 28億5,059万円
地方譲与税 20億900万円 22億1,880万円
県支出金 18億8,466万円 8億6,992万円
その他 44億6,826万円 46億4,101万円
歳出
予算総額 577億1,390万円
支出済額 451億1,243万円
科目別 予算額 執行額
土木費 138億6,024万円 101億6,132万円
教育費 122億6,019万円 86億2,954万円
民生費 74億2,500万円 67億2,679万円
衛生費 54億3,238万円 50億8,527万円
総務費 50億1,861万円 40億2,090万円
公債費 46億1,533万円 36億4,264万円
労働費 21億3,844万円 16億7,902万円
その他 69億6,191万円 51億6,695万円
特別会計
特別会計は、特定の事業を行う場合、一般会計とは別に経理する会計です。(財産管理特別会計は省略しました)
会計区分 予算額 支出済額
国民健康保険会計 80億4,800万円 68億1,312万円
下水道会計 76億1,500万円 54億9,752万円
依田原新田土地区画整理会計 4,705万円 4,680万円
富士中部土地区画整理会計 17億7,200万円 13億1,423万円
地方卸売市場会計 3億5,784万円 3億2,048万円
駐車場会計 5,204万円 3,733万円
公共用地先行取得会計 9,991万円 5,066万円
老人保健医療会計 63億7,202万円 58億3,607万円
企業会計
企業会計は、民間企業と同様に独立採算を原則とする事業について設けられた会計です。
●病院事業
収入合計 80億9,927万円
医業収益 71億4,486万円
医業外収益 9億5,441万円
支出合計 80億2,315万円
医業費用 74億1,187万円
医業外費用 6億1,128万円
純利益 7,612万円
●水道事業
収入合計 26億2,711万円
営業収益 23億7,465万円
営業外収益 2億5,246万円
支出合計 22億323万円
営業費用 17億8,228万円
営業外費用 4億2,095万円
純利益 4億2,388万円