欧米の人たちは習慣的・伝統的に窓辺に花を育て、いかに外側から見てきれいになるか工夫して飾っています。狭いベランダの中で、下手に種類をふやせば美しさをそこないますし鉢やプランターも不自然なレイアウトをすると、目障りになり、花の魅力が半減します。それぞれの草花の美しさを十分引き立たせるとともに、全体としてまとまりのあるベランダにすることがデザインの基本となります。
《棚のデザイン》
柵はベランダで最も目立つ部分です。ここが、すっきりしないとベランダ全体の印象が悪くなります。ペット・リングなどで小さな鉢を棚に止めることもできますが、移動の簡単なプランターの方がすっきり飾ることができます。プランターホルダーなどを左右対称に設置し、上より下に大きなプランターを置いて安定感を出します。
《壁画のデザイン》
コンクリートハンガーを打ち付ければ鉢をつることができますし、ネットを張れば鉢の位置も変えることができます。でも、大きな鉢は避けましょう。なお、マンションなどでは、くぎの打ち込みを禁止しているのが一般的です。
《空間のデザイン》
つり鉢や水ゴケボール、ワイヤー・バスケットで空間にアクセントを加えてみましょう。そして、できるだけ鉢の大きさをそろえると見ばえがします。
『パート3・ベランダ植物』は11月5日号です。
- 図表あり -