ふだん何げなく接している自然も、一たび破壊されると修復は容易ではありません。今回は、自然を保護し、自然と親しむ活動を行っている「富士自然観察の会」の皆さんにおじゃましました。
自然観察の会の皆さんは総勢65人。高校生から80歳代のお年寄りまで幅広い皆さんで構成されています。
最初は自然を愛好する市の職員が中心となって呼びかけ、昭和60年3月に発足したものですが、現在は今泉小学校校長の中山芳明さんを会長に多くの皆さんが参加しています。
活動は年間11回ぐらい。植物や鳥・昆虫・星など自然にある物はすべて観察の対象としています。最近は、7月に磐田市の桶ヶ谷沼でトンボの観察会を開き、9月10日には本栖潮の近くで草花を写す会、10月8日には富士山のキノコ観察などを予定しています。
こうした活動を通して自然と親しみ、自然を理解・保護する気持ちを育てています。ある全員は「鳥や草を知ることで、どこへ行っても喜びを味わえ、人生が広がったように思えます」と言います。
中山会長は「自然の理解を深めることで、自然を保護する気持ちは育っていきます。私たちの活動は、オーバーなようですが、ひいては地球の環境を守る活動になるのでは」と語ります。
年会費は2,000円(高校生以下は1,000円)。詳しくは、事務局中村さん 電話番号 52-4441へ(夜間)。
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( 写真説明 ) 桶ヶ谷沼の観察