市立博物館で竹取物語の和紙人形展を開いた「愛・紙人形富士支部」の代表者
田中数枝(たなかかずえ)さん (南町)
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「半年以上前から構想を練り、衣装の時代考証などを図書館で勉強。寝食を忘れてつくった作品もあり、今は無事できて、ほっとしています」と率直な感想。和服を着ることも多いとあって語り口が落ち着いています。
紙人形との出会いは、10年以上も前のこと。「何か趣味を」と思っていたとき、本で紙人形を見、動きのある美しさに引かれました。早速、見よう見まねで挑戦したのがきっかけで、すっかり人形に魅せられてしまいました。「細かい作業が多く、根気を必要としますが、でき上がった沖の満足感は何とも言いがたいですよ。それに、きれいな和紙を広げて人形のことを考えると、子供に帰ったような気持ちになります」と目を輝かせます。次の目標は、グループの皆さんと源氏物語を考えているとか。
最大の理解者であるご主人と、2人暮らし。短歌をたしなむ一方で、社交ダンスを楽しむ一面も。