保健婦人センター 電話番号 64-8990
昨年の8月8日にオープンし、1年がたった保健婦人センター、もう利用していただけましたか。
この間、中国嘉興市の皆さんを迎えての「歓迎会」、市民の皆さんが主役となって活躍した「生活展」など大きな行事もありました。
保健婦人センターは、機能の面から4つのセンターに分かれていますが、いずれも市民生活に溶け込んだ施設を目指して活動しています。
今号は、センターの活動を「健康と暮らし」 に絞ってお知らせします。
お母さんと子供を守って
結婚して初めての妊娠、これからお母さんになる人たちは、大きな喜びとともに、「無事に生まれるかしら」という不安も抱きます。
また、子供が生まれてからも、「順調に育っているだろうか」「どこかに異常はないか」「予防接種を受ける前に、水ぼうそうなどの病気にかからないでほしい」など、いつも心配しながら子供を育てています。
センターでは、妊娠中の諸注意などを学習する「お母さん教室」赤ちゃんの発育などを調べ相談する「乳児相談」を初め、お母さんたちの心配や不安を解消するためのさまざまな講習会や健診、教室を開いています。
会場は、センターや公民館などですが、電話相談、訪問指導もしています。いつでも気軽に御利用ください。
グループで子供の健康づくりを
子供についての心配事は、15・6歳の思春期になっても絶えることはありません。
隣近所との交流が薄れている昨今、一人で悩んでいるお母さんも多いのではないでしょうか。
センターで行う各種講習会などに参加した機会に、グループをつくり、センターで勉強会をしてみませんか。
会場、講師、測定器具など、必要なものは、センターで用意します。
家族の涙は見たくない
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、結核や成人病の検診を受けていますか? 結核には、毎年100人ぐらいの人がかかり、センターの検診で10人ぐらい見つかります。また、がん検診では、1,000人に1人ぐらいの割合で患者が見つかります。検診で見つかる患者は、結核、がんともに、ほとんどが初期のもので、症状が進行し、調子が悪くなってから病院等で受診した場合に比べ、なおる確率、期間ともに良好なのは言うまでもありません。
成人病基本検診では、血圧、尿、血液、心電図などを調べますが、受診者の6割に何らかの異常が見つかります。早期に発見すれば自己管理で悪化を防げます。
家族の涙を見ないためにも、ぜひ検診を受けてください。
看護指導の出前はまかせて
寝たきりのお年寄りや病人、けが人の世話は、なかなか大変なものです。
シーツや寝巻きの交換、また体を清潔に保つための苦労は、看護者でなくてはわかりません。
寝たきりの人も、寝だこができるなど、その苦しさは人に言えないものがあると思います。
センターでは、寝たきりの人を抱える家族からの要望があれば、保健婦や看護婦を派遣し、「寝たままでの頭の洗い方」など、看護する人も寝たきりの人も疲れない方法を、直接指導しています。
昨年は、300の家庭を訪問し、世話をする人にも、寝たきりの人にも喜ばれています。
がん検診で命拾い
石田和子さん(石坂)
- 写真あり -
友達に勧められ 近くの産婦人科で子宮がんの検診を受け始めましたが、3年目にがん細胞が見つかりました。
自覚症状のない初期のがんだったので、手術でなおり、今はぴんぴんしています。
初期に発見できる確率の高い検診を、皆さまにもお勧めします。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 健康づくり体操
あなたもねらわれている
「羽毛布団、磁気マット、和服、電話機、消火器、鍋、学習教材、健康食品、健康機器、美顔器、やせる下着、白あり駆除、外壁工事、先物取引」これらは、昨年度消費生活センターに相談のあった、主な商品事例です。思い当たる商品はありませんか。
消費生活センターでは、強引な売り込み、ただで当たったと思わせての契約、見積りより高額な請求など、困ったときの相談に応じています。
昨年度の相談受付件数は、380件。センターの助言、あっせんなどにより、解約、取り消し、返金などの方法で解決しました。最も高額な例は、プラチナの先物取り引きで、契約額は1,400万円でした。
「しまった」と思う前に、金額、必要性などについて、家族とよく相談することが必要ですね。
いろんな知識を仕入れよう
公民館、老人会、婦人会など、グループからの要望があれば「悪質な商法から消費者を未然に守る」ための講座を出前しています。 また、身の回りのことから、地球の環境まで、幅広いテーマで学ぶ「市民生活講座」を毎年開講し夏休みには、親と子が一緒に学ぶ「親子消費者教室」も開いています。
婦人センターには、保健・婦人・消費の専門図書がそろい、婦人問題や社会活動参加のための情報を提供する「婦人情報コーナー」と、各種相談に応ずる「女性のための相談室」も開設され、みなさんの御利用をお待ちしています。
健康と暮らしを守るためには、まず自分自身の自発が大切なことではないでしょうか。保健婦人センターは、これからも皆さんの御要望に応えてまいります。ぜひ御利用ください。
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( 写真説明 ) 食品添加物も調べます(親子消費者教室)