社会福祉センターと本格的な図書館が一緒になった、県内では初めて、全国でも大変珍しい施設の建設が、鷹岡中学校の北西(久沢)で始まりました。
市内には、現在3つの社会福祉センターと図書館があり、新しい施設は、それぞれ4つ目。鷹岡地区への建設は、施設の適正配置等を考慮したもので、地区センターとしての機能もあわせ備えています。
建物は、5,050平方メートルの敷地に、延床面積2,145平方メートルの2階建てで、建設費は約6億円。来年3月の完成を目指しています。
生涯学習の場となります
2階には、お年寄りが楽しめるよう、超音波ぶろ、100畳敷の大広間がつくられ、人気の高いマッサージ機も置かれます。
また、身も心もほぐした後は、図書館で読書も楽しめます。
生涯学習の大切さが叫ばれていますが、図書館の併設で、趣味、娯楽、教養の修得など、生涯学習の格好の場となります。
バスを無料であっせんします
自分たちの住んでいる地域から、離れた社会福祉センターを利用したいとき、40人以上集まれば、無料パスをあっせんします。
昨年度のバス利用台数は200台を超え、富士岡の東部市民プラザには、大渕、厚原、水戸島など遠く離れた地区のお年寄りが、たくさん訪れました。
来年は鷹岡でも、バスを利用した交流の輪が広がると思います。
柔道や剣道もできます
鷹岡社会福祉センターの一階は東部市民プラザと同様に、年齢制限がなく、だれでも使えます。
1階の特徴は、200平方メートルの板張りのホールがあることで、軽体操や剣道ができます。また、50畳を敷けば柔道もでき、体育館、武道館としての機能があります。付属施設としてシャワー室もあり、さわやかな汗が流せます。
このほかにも、行事の打ち合わせ、研修などに利用できる会議室、華道、茶道、詩吟、川柳等クラブ活動の場となる和室や、ボランティアグループの活動の拠点となる部屋も用意されます。
みんなの本棚図書館です
図書館の面積は、中央図書館に次ぐ広さで、約800平方メートルあります。
蔵書は、富士文庫から寄贈された徒然草コレクション、万葉集コレクションなどの貴重な本や、新たに購入する8,000冊の児童図書など約6万8,000冊です。
館内は、開架室(一般・児童)、参考図書室、学習室、お話しコーナーなどに区切られ、貴重な本は、参考図書室で閲覧できます。また、じゅうたんを敷いた「お話しコーナー」は子供が座ったり寝転がったりできるほか、土曜日や日曜日には、ボランティアによる紙芝居や本の読み聞かせなども行われる予定です。
利用対象人口は約4万人。地域の情報集積、発信基地として、期待が膨らみます。
笠井政治(まさじ)さん(厚原)
- 写真あり -
鷹岡の人は、社会福祉センタ−ができるのを、待ちこがれていたんですよ。
いままでは、個人的に広見荘や田子浦荘に行くか、老人会としては、沼津にある有料施設を利用していましてね。
今度は歩いて行けるし、超音波ぶろも楽しみだなあ。みんなで大切に使いたいですね。
小野田由衛(よしえ)さん 昌泰(まさやす)君(入山瀬)
- 写真あり -
図書館が社会福祉センタ−と一緒にできるそうてすね。
核家族化が進んで、子供とお年寄りが接する機会が少なくなっていますから、大変よいことだと思います。
図書館の中に「お話しコーナー」がありますが、ここで子供に本を読んでやれますね。私は、美術書を読みたいと思っています。
- 写真あり -
( 写真説明 ) (仮称)鷹岡社会福祉センター・鷹岡図書館完成予想図
- 図表あり -
( 図表説明 ) 一階
( 図表説明 ) 二階