【広報ふじ平成元年】健康コーナー
帯状疱疹(たいじょうほうしん)
この病気は水ぼうそうと同じウイルスによって起こります。水ぼうそうにかかった時のウイルスが神経組織に残っていて何年もたってから、場合によっては何十年もたってから神経組織内で急に増殖して発病します。長い期間眠っていたウイルスがなぜ急に活動を開始するかは、よくわかっていません。
片側の一定の神経に沿って神経痛のような痛みが起こり、数日遅れて 小水疱が集まって発生し、全体として帯状に並びます。時として風邪の症状を伴い大体2週間で治りますが、しばしば神経痛や瘢痕(はんこん)(傷あと)を残します。一般的に青少年は軽く、年齢が増すにつれ病状がひどくなる傾向があります。痛みのため不眠を訴えることも珍しくありません。好発部位は胸部の肋間神経、ついで顔面の三叉(さんさ)神経、腰下肢の坐骨神経です。
この病気の治瞭上一番の問題点はいかに神経痛を残さずに治すことができるかです。特に高齢者では神経痛の後遺症に悩んでいる人は少なくありません。このような人には神経ブロックを行います。
今まで帯状疱疹の治療は対症療法しかありませんでしたが、つい最近画期的な薬剤がアメリカでつくられてから治療は格段に容易になりました。
この薬剤を早期に投与すれば、神経痛や瘢痕などの後遺症で悩まされることは少なくなりました。 <富士市医師会>
レーダー通信
夏風邪の一種、ヘルパンギーナが子供に流行しています。突然高い熱が出て、頭痛やのどの痛みを訴えます。時には髄膜炎を起こすこともあります。
添付ファイル
※PDFを初めてご覧になる方は、ソフト(Adobe Reader)のダウンロードが必要です。
「Get Adobe Reader」のボタンをクリックし、説明に従いAdobe Readerをダウンロードして下さい。
広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp