【広報ふじ平成元年】まちかどネットワーク 市長への手紙から
浮島沼の自然を保護し適正な開発を
このコーナーは「市長への手紙」をお寄せくださった人の中から、意見・提言などを紹介します。今回は、中里の井上和子さんからいただいた「浮島沼の開発」についてです。(「市長への手紙」の用紙は、各公民館などにあります)
井上和子さん
- 写真あり -
<市長への手紙>
最近、浮島沼周辺で埋め立てが進んでいますが、計画的な開発が進められているのでしょうか?周囲の埋め立てによる自然の減少から計画的な排水計画もなく埋め立てられている感じがします。
まずは、この地の今後の計画的な土地利用計画を明確にし、自然と開発の調和された環境が維持されるように願います。
市民の憩いの場所となるような自然公園、遊歩道をつくることはいかがでしょうか。
浮島の一部地域を保全
<市長の答え>
市長への手紙ありがとうございました。
浮島地区は一部を除いて市街化を抑制すべき区域として定められています。このため、この地区はおおむね農業の振興を図るところとして圃(ほ)場整備等が計画的に行われてきました。
しかし、法で許される範囲で行われる個々の開発行為などに対して、無条件で規制するものではありませんので御指摘のような埋め立てが行われることもやむを得ないものと考えます。
なお、このような場合でも一定の要件に該当するものは届出を義務づけ、厳しい指導を行い乱開発の防止に努めています。
また、浮島ヶ原は約7,000年の歴史を持っており、浮島ヶ原固有の植生や景観は、次代に継承する必要があります。このため、浮島ヶ原保全計画を一部地域に推進し、本年度から5か年計画で保全整備化を進めています。この保全区域は、植生保護や自然景観の保全、市民の身近な自然観察の場としていきたいと考えています。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 浮島の保全予定地域(国1バイパスの浮島工業団地信号東側付近)
添付ファイル
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