花壇の縁どり用草花として、最近花の会の花壇などにもお目見えするようになったアキランサスは、別名をテランセラともいう常緑の宿根草です。
秋が深まるにつれ、葉が赤や黄色に見事に色づき、鮮やかな色合いを見せて秋花壇を引き立てます。
このアキランサスは性質が強いため、株分けやさし芽で簡単に1株を50倍以上に増やすことができます。
【さし芽の方法】
6月上旬から7月上旬までがさし芽の適期です。3号ポット(径9センチ)にバーミキュライトと赤玉土の混合土を入れ、1・2節を残して切ったアキランサスをさします。(別図参照) 1週間程で発根しますから、その後は水やりと追肥(液肥または普通化成)を行います。伸びてきた新芽は高さをそろえて刈り込み、側枝を出させて株を茂らせます。刈った芽は再びさし芽に利用できます。
9月になって気温が低下してくれば肥料分の少ない花壇やプランターに定植します。11月の霜時になると寒さで枯れることが多いので、来年用の親株は早めに掘り上げて鉢に移し、5℃以上の暖かいところで越冬させます。
- 図表あり -