野沢新平(のざわしんぺい)さん (中島・67歳)
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昭和55年、心身障害児(者)に春を伝えるかのように頭を出した小規模授産所吉原つくし。この4月、一つの節目を乗り越えて大きくなり、中央町に新築移転しました。この間、お日さまとなり、風よけとなって育ててきたのが、所長の野沢新平さんです。
「人数は多くなる(10人→20人)し、環境は変わるしで、いろいろ心配でしたが、まあ順調に滑り出して一安心」と穏やかな口調で今の心境を語ります。
主な作業は、手さげ袋の加工やたこ焼きの箱づくりなど。「これから、つくしブランドの和紙人形をつくりたいですね。また、隣には高齢者介護ホームができたので、お年寄りとの交流も…」と次の目標を考えています。
身障の画家として有名な野沢秀典さんのお父さん。岩松には身障者の自立と触れ合いの場となっている「虹の家」を独力で建てるなど、身障者への深い思いやりの持ち主です。