このコーナーは 「市長への手紙」をお寄せくださった人の中から、意見・提言などを紹介します。今回は、鮫島の斉藤久さんからいただいた「須津川渓谷の美しい自然を残すために」についてです。(「市長への手紙」の用紙は、各公民館などにあります)
斉藤 久さん
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〈市長への手紙〉
5月の連休、須津川渓谷を訪ねました。大棚の滝付近は車がいっぱいで、多くの人が河原でバーベキューをしていました。酒を飲み、カラオケを歌っている姿は、美しい渓谷に似合わない光景でした。そして、この人たちの去った後には、ごみが大量に投げ捨てられていたのです。
キャンプ場ができ、自動車道が改良されて、須津川渓谷の自然が身近になったこと自体は、大変結構だと思います。
しかし、そのことによってマナーの悪い人や、自然の大切さを認識していない人が増加していることも真実です。
そこで私はビジターセンターの建設と、ハイキングコースの整備を提言したいのです。ビジターセンターには展示物などを置き、愛鷹山の自然について解説すると同時に、自然保護の重要性を説明する場とします。さらにハイキングコースを整備して、安全で気軽に自然の中へ飛び込めるようにすれば、自然観察などを通して、動植物への愛着も育つことでしょう。
現状のままでは、車と人の増加によって、須津川渓谷の貴重な自然はますます傷つけられていくに違いありません。