【広報ふじ平成元年】園芸コーナー
竹のはなし
筍(タケノコ)のおいしい季節です。今回は、竹についての雑学博士になったつもりで…。タケノコは「筍」と書きますが、これは一旬(10日)で竹になるという意味からきています。実際には親竹になるまでに2〜3か月ほどかかります。中には、1日に120センチも伸びるものもあり成長スピードでは世界一です。昔は「筍の刑」というものがあり、筍の上に罪人を様に寝かせて筍の力強い成長力を利用して罪状を告白させることもあったようです。
竹には、樹木のように成長に必要な形成層がなく年輪もありませんが、各節の上部にそれぞれ成長点があり各節ごとに成長します。
【竹の花の迷信?】
竹は120年目くらいに花が咲き、花が咲くと竹は枯れます。昭和40年〜43年ころがこの時期にあたりました。自然に放っておくと、種が飛び10年ほどすれば元の竹林に戻ります。花が咲くと枯れて無くなってしまうように言われるのは間違った迷信です。しかし、マダケだけは種子ができないので絶えてしまいます。
【竹を園芸に使う】
・竹の生け花
水揚げは節間へ水を注入します。
・竹の盆栽づくり
竹の皮をはがすと節間の成長がとまり盆栽として楽しめます。
・生け垣
地下にプランターを埋め込み植栽します。
竹に関してもっと知りたい人は・・・
世界の竹を集めた富士竹類植物園(駿東郡長泉町)へ 電話番号 0559-87-5498
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