浮島ヶ原には全国的にみてもまれな植生が幾つか見られます。
これから初夏にかけて生い茂るヨシの陰には、白い5ミリぐらいの小花を穂のようにつけたサワトラノオを見ることができます。サワトラノオの群生地は国内に数えるほどしかなく、県内では唯一浮島ヶ原に群生しています。
また、ナヨナヨワスレナグサは昭和47年に初めて命名された植物で、茎が細く、ヨシにもたれるようにして成長します。そのほかにも自生の南限となるオニナルコスゲなど珍しい植生が多く、日本一の植生といえます。
市は、この貴重な浮島ヶ原の自然を保全し、親しめるように今年度から5か年計画で、公園化を進めていきます。
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( 写真説明 ) サワトラノオの花