市内で働く多くの皆さんから要望が出され、建設が待ち望まれていた仮称「富士市勤労者総合福祉センター」の工事が、いよいよ始まりました。
このセンターは、市と雇用促進事業団が共同で、移転した富士警察署の跡地に建設します。地上7階建て、延べ床面積5,320平方メートルで、この種の施設としては全国一の規模を誇ります。
完成は来年3月の予定で、今から勤労者の文化・レクリェーション活動の中心施設として、大きな期待を集めています。
それでは、館内を御案内いたしましょう。
1階 利用の受付と各種相談
青葉通りを東に進むと、左手にモダンな7階建ての建物が見えてきます。
1階には事務室と施設利用の受付や案内をするカウンターがあります。
また就職・転職などの労働相談、お年寄りを対象にしたいきがい相談等を行う相談室もあり、仕事の悩みはここで相談できます。
2階 最新設備の多目的ホール
この階の目玉は、300人が収容できる多目的ホールです。このホールには、市内では初めての自動昇降ステージと、252席のロールバックチェア（全席一体となった後部へ折り畳めるいす）が設置され、講演会、音楽発表会、ダンスパーティー、バドミントンなど文化活動からスポーツまで、幅広い活用が期待されます。
また旅行・文化・スポーツ・買物情報などを得られる、キャプテンシステムやビデオテレビを設置した情報コーナーもあり、余暇の有効利用を助けます。
このほかに会食・飲食のできるレストランも開拓を予定しています。
3階読書・ゲームはこの階で
専門知識の学習や趣味、娯楽を通じて勤労者の仲間意識を高めるために図書資料コーナー、閲覧室、文化教養室があります。文化教養室では囲碁、将棋を初め、各種ゲームができるので、大人から子供まで楽しめます。
また、定員10人と26人の小・中会議室もあり、サークル活動や発表会の場として活用できます。
4階 工芸と体力づくり
鎌倉彫、押絵、型染め、竹細工など、趣味のグループが、ふえてきましたが、これらのグループ活動や理・美容の実技講習会も行える工芸実習室があります。
また、運動不足の解消や体力づくりのためのトレーニングルームがあり、基礎体力の維持を主とした機器が設置されているほか、エアロビクス、ストレッチ体操などグループで利用できるスペースも確保されています。
5階研修会にはもってこい
100人前後の研修会や講習会、会議の利用率が高いことから、定員150人の研修室があります。ここには、百インチのビデオプロジェクターや電動スクリーンなどが装備され、視聴覚を重視したつくりになっています。
また、定員16人の高級感のある会議室も用意されています。
6階 自分で演奏、録音も
ピアノ、ギター、ジャズ、ロックなど、個人から小グループまで自分たちで演奏する音楽愛好家も多いことから、録音スタジオとしてまた小規模の演奏会、練習の場として音楽室があります。
また、茶道、華道、琴、俳句、着物の着付など日本文化の研修、発表の場として27畳の和室があります。付属施設として茶室、水屋、坪庭などが設備されます。
7階パソコン・ワープロが学べます
パソコン・ワープロは、今や仕事の必需品といえます。最上階の7階には、これらを装備した技能講習室があり、親子ワープロ講座会計実務講座など技能や知識習得のための講座を開くことができます。
また、定員45人の視聴覚室もあり、電動スクリーン、ビデオプロジェクターを使用する研修・講習のほか、ビデオ映画の発表の場としても期待されています。
1階から7階まで、駆け足で案内させていただきましたが、概要をつかんでいただけましたでしょうか。
多様な機能を持ち、多くの勤労者と家族が集える施設として、完成が待たれるこのセンターについて、最後になりましたが市民の方からお話を伺いました。
近藤恵美子さん（今泉）
- 写真あり -
休日に仲間が集まって、バドミントンなどを楽しんでいますが、来年は、多目的ホールが使えますね。それに運動の後、レストランで食事をしながらのおしゃべりも楽しみです。
キャプテンシステムが入るそうですが、バ−ゲンセールの情報があるといいてすね。
小沢啓男さん（吉永） 永田英樹さん（大渕）
- 写真あり -
青少年センタ−で、フォークギターのサークル活動をしています。
練習のときマイクを使いたいのてすが、周りに迷惑かかかるので使えません。マイクが使え録音もできる音楽室があると、練習の成果がはっきり確認できるので、早く使ってみたいですね。
- 写真あり -
( 写真説明 ) ロールバックチェア
( 写真説明 ) 広げると
( 写真説明 ) 畳むと
( 写真説明 ) 起工式で渡辺市長がくわ入れ
- 図表あり -
( 図表説明 ) 完成予想図
( 図表説明 ) 案内図
富士市 FUJI CITY Official Site
