花壇に咲く色とりどりのバラの花は、まさに百花の王の華麗さです。でも、きれいだけれど手入れが大変だから…
こんな言葉をよく耳にします。最近、大型の四季咲きバラがブームになっています。これは大輪のハイブリッドティー系や中輪のフロリバンダ系の品種が登場し花が大きく、花付きが良くなったからです。これらの品種は良い花を咲かせるために管理をしっかりやる必要があります。今回は、せん定や施肥のほとんどいらない修景用バラについて紹介します。このバラは、近年ヨーロッパ・北米などで需要が増えている新しいタイプのバラで、耐寒性・耐病性があり、広い公園・街路から家庭の垣根や目隠し・花壇として利用できます。個々の花は3センチ内外の小輪から7センチ前後の中輪ですが多花性・四季咲きで、一斉に咲きそろうとけんらん豪華です。
《系統の特性と品種》
タイプ1 木立性で地面近くより株を覆うように花を付ける。(品種 ピンク・セビリアーナ)
タイプ2 樹高1.5メートル 葉張り1.5メートルで伸びた枝に花を付ける。(品種 ポニカ82、ピンクメイディランド)
タイプ3 雪柳状に枝がしだれて伸びる。(品種 花見川)
タイプ4 樹高0.5メートル枝は3.0メートル位にはう。(品種 春風、スカーレット・メイディランド)
タイプ5 地面を20センチ位の高さではう。(品種 アルパ・メイディランド)
- 図表あり -