鈴木道雄(すずきみちお)さん (鈴川町5・55歳)
2日11日から21日まで、新宿・伊勢丹デパートて開いた個展では、美術画廊部門で伊勢丹始まって以来の入場者となりました。
それもそのはず、市の陶芸教室で教えた200人を超す生徒がバスで大挙上京したというのですから…。作品はもちろん一流。その上、謙虚で実直、そして情熱家という鈴木さんの人間性が、改めて評価されたと言ってよいでしょう。
個展のテーマは「富士を謳(うた)う」。富士山と田子の浦の松を大皿や陶額に表現した作品100点を並べました。ほとんどの作品が売約済となり、大成功でした。
「陶芸家としては、まだ鼻タレ小僧。陶芸の普及を強力に進めてくれた富士市に、今後30年は文化の還元を考えている」と頼もしい言葉。
トレードマ一クは色眼鏡。「目が悪いのでしょうか」との愚問に「色の見極めに目が一番大切。保護のためです」と言ってふつうの眼鏡に。失礼しました。