「いろいろな学校の高校生が集まって、なんだか難しそうなことを熱心にやってるよ」という話を聞いて、おじゃましたのが「時の雫」の皆さん。さて、高校生を夢中にさせる物とは何なのでしょう……。
「ロールプレイングゲーム」と聞いても、はて?と首をかしげる皆さんが多いのではないかと思います。一般的には、ファミコンの「ドラゴンクエスト」や「ゼルタの伝説」の様なゲームをいいますが、時の雫のメンバーが行っているゲームは、その上をいくもの。
つまり、ゲームの主人公となってなぞを解いたり戦いを進めるのは同じですが、ファミコンを相手とするのでなく、自分たちの想像力でゲームをつくり解いていくもの。種類はファンタジーやオカルト・SFなどいろいろありますが、主に世界史の中世を舞台にしたゲームをつくっています。代表者の浦山昭彦君(富士東高2年)は「史実に基づいた作品の方が奥行きが深くなり、おもしろい」と語ります。
ですから、月2回、富士公民館を会場にした定例会では、ゲームを解くばかりでなく、中世の歴史や神話などをこと細かく勉強しています。メンバーは富士地区の高校生を中心に15人。例会には20〜30人が集まります。
「ゲームを始めると周囲のことを忘れて、創造の世界にのめり込んでしまう」と浦山君は魅力を語ります。挑戦してみたい人は浦山君へ。
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( 写真説明 ) ワイワイにぎやかな定例会