富士詩をつくる会の皆さん
ヘルマンヘッセや島崎藤村のようにはいかなくても、自分の心に写った出来事を素直に表現しているのが、富士詩をつくる会の皆さん。今回は、文字に託した熱い心情が伝わる10月の例会におじゃましました。
富士詩をつくる会は昭和61年の1月、教育委員会が主催した詩の入門講座の受講修了生で結成されました。以来、毎月第一木曜日に吉原公民館を会場として活躍しています。
メンバーは約30人。うち、女性が8割です。詩の経験が豊富な人から初心者までいろいろですが、詩を愛する気持ちは同じです。
例会は、各人の作品を朗読し、詩人の高橋喜久晴さんが評するスタイルで行われています。静かな語らいの中にも、文字に託す心情が伝わる、温かい雰囲気が特徴です。
昨年は「坂道」という処女詩集も発行しました。
また、11月28・29日には初めての試みとして、「東アジア(韓国・台湾)の詩人を囲む集い」の皆さんを富士市に迎え、交流を行う予定です。
会長の小林清三郎さんは、「詩は感性の文学といわれます。詩をつくり始めてから自分の中に、今までと違った見方や考え方をするようになった部分を発見することがあります。心の中のことを自由に表現するのは楽しみですね」と魅力を語ります。あなたも自分の心に詩という増幅器をつけてみませんか。問い合わせは小林さんへ。
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( 写真説明 ) 熱心な議論が交わされる例会