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　「昭和62年工業統計調査」の調査結果の概要がまとまりましたのでお知らせします。
　今回の調査は、昭和62年12月31日現在で実施したもので、従業者数4人以上の事業所を対象としました。
　工業都市としてのバロメーターである製造品出荷額等は、1兆4,669億2,307万円で、昨年と同様、浜松市に次いで県下第2位でした。なお、調査結果の詳細については、後日「富士市工業統計調査結果書」として公表する予定です。

　昭和62年12月31日現在（4人以上の事業所）の本市の製造事業所数は、1,219事業所、従業者数は、4万6,901人、製造品出荷額等は、1兆4,649億2,307万円でした。
　これを前年と比較すると、事業所数で35事業所（2.8％）の減少、従業者数は18人の微増でした。また、製造品出荷額等は400億8,797万円で2.8％の増でした。
　このうち、重化学工業の製造業に占める割合は、事業所数45.5％、従業者数54.5％、製造品出荷額等で56.7％と重化学工業の占める割合が大きくなっています。また、県下上位5市までの製造品出荷額等を比較すると、浜松市の1兆6,420億円が第1位で、県下の総製造品出荷額等の12.7％を占め、次いで富士市1兆4,669億円（11.4％）、清水市9,002億円（7.0％）、静岡市8,658億円（6.7％）、磐田市8,344億円（6.5％）の順となっており、上位5市で県全体の製造品出荷額の44.3％を占めました。

　製造品出荷額等を産業別で見ると、パルプ・紙が4,917億2,640万円でトップ。以下、輸送用機械2,901億5,263万円、電気機械2,007億6,052万円、化学工業1,823億1,379万円の順となっています。
　前年に比べ、増加した産業は、輸送用機械296億1,410円、電気機械73億3,131万円、化学工業34億3,582万円、一般機械27億7,608万円などで、特に輸送用機械は11.4％の伸びです。
　一方、減少した産業は、パルプ・紙57億6,861万円、鉄鋼業8億2,765万円、食料品8億1,382円などです。

　事業所数は1,219事業所で前年より35事業所減少しました。産業別に見ると、パルプ・紙が329事業所で最も多く、以下、一般機械231事業所、金属製品134事業所の順でした。前年に比べ、増加した事業所は輸送用機械3事業所、窯業・土石3事業所など微増にとどまっています。
　一方、減少した事業所は、一般機械12事業所、食料品8事業所、電気機械7事業所などでした。

　従業者数は、4万6,901人で前年より18人の微増でした。
　産業別では、パルプ・紙1万5,027人、輸送用機械8,759人、電気機械5,134人、一般機械4,294人の順でした。
　前年に比べて増加した産業は、パルプ・紙129人、金属製品93人、化学工業、電気機械の各60人などでした。一方減少した産業は、一般機械169人、プラスチック製品54人、輸送用機械51人などでした。

- 図表あり -
( 図表説明 ) 昭和62年　富士市の産業別、事業所数、従業者数、製造品出荷額等（4人以上の事業所）　昭和62年12月31日現在
( 図表説明 ) 県下市別製造品出荷額等（従業者4人以上の事業所）
( 図表説明 ) 事業所数
( 図表説明 ) 従業者数
( 図表説明 ) 製造品出荷額等