中国には日本の25倍を超える国土に約11億の人々が生活しています。昔から、山一つ隔てれば、また、川一つ隔てれば言語も風俗も異なると言われるお国柄だけに、言葉を取り上げても大きな違いがあります。
一口に中国語と言いますが、北と南とではまったく違う言葉です。
上海に近い嘉興市は、言語的に言えば「呉方言」つまり上海語圏に入ります。
私たち外国人が一般に中国語として学ぶ“普通話(プートンホゥア)”は、方言の中でも最も代表的な北京語とほぼ一体をなすもので、標準語といえます。
標準語は嘉興市初め漸江省の全域でも、公式の場やテレビ・ラジオ等で使われていますが、市民が一般的に使っているのは上海語に近い言葉です。
しかし、市内の小中学校では“普通語”教育が徹底しています。
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( 写真説明 ) 嘉興市の中学校における語学学習