富士市 FUJI CITY Official Site

　大渕の総合運動公園に室内温水プールの建設が始まりました。総工費は11億円で来年春に完成予定です。温水プールが完成すると、季節を問わず水泳を楽しむことができます。
　この温水プールによって、市民のみなさんの健康作りと体力の向上が図られるのはもちろんですが、気管支ぜんそく患者の皆さんなどの健康の回復や増進にも大きな効果が期待できます。
　今回は、皆さんに温水プールの内容を紹介します。


一般用と児童用の2種類のプール

　温水プールは総合運動公園の勤労者体育センター前に建てられます。
　鉄筋コンクリート2階建てで、周囲の環境とマッチした近代的な建物になります。1階は25メートルの一般用プールとスライダー付の児童プールなど、2階はトレーニングルームと研修室などがあります。また、身体障害者用のスロープや更衣室、トイレも備えられます。
　総工費は11億円で、来年5月ごろのオープンを予定しています。


第一清掃工場の余熱を利用

　温水の熱源は総合運動公園のすぐ南側にある第一清掃工場です。
　つまり、家庭から出されたごみを燃やすときに発生する余熱（蒸気）を利用するのです。第一清掃工場の余熱はふんだんにあり、プールの温水を初め、館内の冷・暖房や床暖房、さらに給湯まで賄うことができます。
　温水プールはごみを熱源にする大変画期的な施設といえます。
ぜんそくの治療にも活用
　四季を通じては泳げることにより、温水プールが市民の皆さんの体力向上や健康増進に役立つことは言うまでもありません。
　また、水泳は気管支ぜんそくなどに悩む患者の皆さんや、腰痛を抱える職業婦人の治療としても効果が期待できます。公害認定患者の皆さんなどには機能回復訓練も行われます。
　利用時間は午前中から夜間までを予定し、使用料は有料（額は未定）となります。
　ただし、公害認定患者の皆さんなどは無料です。

- 図表あり -
( 図表説明 ) 温水プール平面図
( 図表説明 ) 完成予想図

- 写真あり -
( 写真説明 ) 工事現場

建設場所　富士市大渕254-1
敷地面積　3,867.16平方メートル
建築面積　2,144.43平方メートル
床面積　　1階　2,090.14平方メートル
　　　　　2階　　854.98平方メートル
　　　　　　計　2,945.12平方メートル
プール　　・一般用　25メートル×15メートル、7コース、水深1.1〜1.3メートル
　　　　　・児童用　17メートル×　8メートル、スライダー付、水深0.6〜0.8メートル

衛生面にも十分な管理を

鈴木章子（ふみこ）さん（今泉）
- 写真あり -

　スポーツをするのに最適な環境の総合運動公園にできるというので、完成したらぜひ足を運ばせてもらいます。
　温水ですから衛生面については十分管理されることと思いますが、利用者も管理者も清潔なプールに心がけてほしいですね。
　それから、使用料は有料になるのでしょうが、なるべく低料金にしてほしいと思います。


気楽に利用しやすい運営を

小長井義正さん（中島）
- 写真あり -

　温水プールはごみの余熱利用ということで、むだのないよい施設と思います。せっかくできる立派な施設ですから、多くの市民が気楽に利用できる運営を期待します。
　例えば、プールには指導員を配置して、泳げない人やお年寄りのための水泳教室などを開いたらどうかな。老若男女が利用できる施設になってほしいね。


ぜんそくの人に朗報

青木美保子さん（石坂）
- 写真あり -

　私の家から温水プールは近いので、完成したらよく利用させていただこうと思っています。
　子供がぜんそくで、これまでも民間の温水プールを利用していましたが、これからは好きなときに行けそうで大助かりです。ぜんそくで悩むほかの人にも朗報ではないかしら。また夏以外にも家族でスキンシップができますね。