菊池柾寿(きくちまさとし)さん 広見6(58歳)
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まちかどの風景を中心にした富士市百景1(106枚)に続く百景2。今回は梅から始まりショウブまでを花暦として、実に147点を仕上げました。
作品は水彩画。かりがね堤や広見公園などの名所・旧跡を舞台にして、そこに咲いた花をやわらかなタッチで表現しています。
「富士市に住んで40年。文化がおくれがちだったこの地に文化を進めようという息吹が、あちこちに見られるようになりました。そんなところを花を通して残したかった」ときっかけを語ります。
新興美術院の理事で、昭和61年に市の教育文化奨励賞を受賞。国際交流にも熱心で、文化使節団としてカナダを訪問したり、昨年は中国嘉興市を訪れて親交を深めてきました。
目元の小じれが示すように性格は温厚。富士市の文化の担い手として、周囲から大きな期待か寄せられている一人です。