ひと風吹いてさざ波が立つ、そんな水辺の涼しさを身近に再現してみませんか。今回はベランダや室内のちょっとしたスペースで観賞でき、夏の涼を呼ぶ小型の水性植物(多年草)を紹介します。
【水性植物の種類】
≪抽水性≫根は泥土に張り、茎や葉は地表に出るもの。ヒメコウホネ、チャワンバスなど。
≪浮葉性≫根は泥土に張り、葉は水面に浮くもの。ヒメスイレン、ウォーターポピーなど。
≪浮漂性≫根部は水中に漂い、葉は水面に浮くもの。浮草、ホテイアオイ、ウォーターレタスなど。
【育て方】素焼の浅鉢に苗や株を植え付けた後、市販のポリ・プランターや水槽などに水を満たし、容器を沈める方法が後々まで楽です。鉢土の表面を水ゴケで覆い、ひもで縛っておけば鉢土や苗の流出を防げます。
用土は赤玉土、肥料は発酵性固形肥料を前もって埋め込んでおきます。
【水の扱い方】水深の目安は上記の植物であれば鉢上から10センチ程度。水位は一定にし、減ったら注水します。