田子の浦海岸にあるテトラポットは重さが50トンと100トン、高さが4.3メートルあり日本一の大きさです。
もともと、田子の浦港周辺の海岸は、富士川水系からの排出土砂で形成され、太平洋の荒波を直接受けて顕著な漂砂現象をみせていました。
ところが、漂砂の補給源の枯渇などにより、海岸の浸食が年々進みました。
そこで、昭和46年に「田子の浦港海岸浸食対策研究会」が設けられ、討議の結果、世界でも初めてと言われる50トンテトラポットによる離岸堤工法が採択されました。翌47年度から製作され、現在では根固め用として100トンテトラポットもつくられています。