近藤勝彦(こんどうかつひこ)さん 五貫島(32歳)
「竹のようにすくすくと伸びよう」という願いを込めて誕生した心身障害者の小規模授産所「竹の子」。近藤勝彦さんは所長として十六人の障害者とともに歩み始めました。
「人間の原点を問う、やりがいのある仕事をしたい」と小・中学校の講師から福祉の道へ。開所に当っては障害者も指導員も不安な中でスタート。しかし、開所して1か月余り「皆さんが楽しいといって来てくれるので…運営に手ごたえを感じ始めています」と順調な滑り出し。
「竹の子」の特徴は、従来の施設に比べて町中にあること。開かれた施設を目指し、地域と障害者の触れ合いの場としての期待もあります。6月26日にはバザーも開く予定です。
「夢を大切にしたい」と語る純粋派。学生時代から続けるバドミントンはかなりの腕前でバイタリティも十分。「竹の子」は真っすぐ伸びそうです。