【広報ふじ昭和63年】第16回 世論調査結果 市民と行政の情報広場
広報広聴について
「第16回世論調査」の結果がまとまりましたので、その概略をお知らせします。
今回のテーマは「広報広聴について」です。広報広聴業務は、市民の皆さんに市政の現状をお知らせし、正しく理解してもらい、また皆さんのご意見を市政に反映するため、市民と行政を情報というパイプでつないでいます。
調査は、住民基本台帳から無作為抽出した3,000人の市民の皆さんにお願いしました。なお、調査結果は「第7回世論調査(広報広聴について)」の結果と比較しながらお知らせします。
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( 図表説明 ) 回収結果
「広報ふじ」・「広報無線放送」を中心に
問1の 「市の仕事やお知らせを何によって知りますか」の設問では、「広報ふじ」が47.6%、「広報無線放送」が22.2%と、両者で全体の約70%を占めています。
この傾向は、男女別・年齢別などの区分でもほとんど同じ結果です。前回調査(第7回)とは率に若干の変動はありますが両者が大きな比重を占めていることは変わりません。
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( 図表説明 ) Q−1 市の仕事やお知らせを何によって知りますか。
PART1 広報紙
愛読者No.1は40歳代主婦
問2から間7までの設問は広報紙に関連したものです。
問2では、「必要なところだけ読む」40.5%、「全部読む」38.2%など、程度の差こそあれ全体の96%の市民が広報ふじに目を通していることになります。
また、読者層は年齢別で40歳代(98.5%)、職業別では、主婦(99.5%)という結果がでました。
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( 図表説明 ) Q−2 広報ふじをどの程度読んでいますか。
基本はお知らせ記事
問3の「どんな記事に関心がありますか」の設問では、「お知らせに関する記事」・「郷土の歴史や昔話」・「市政に関する記事」の順になっています。
これは、男女別、年齢別など地の区分でも同じ傾向にあります。
昭和53年調査でも「お知らせに関する記事」が第1位であることから、行政広報の基本はお知らせ記事といえそうです。また、市民が郷土の歴史や文化に興味を持ってきたことがわかります。
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( 図表説明 ) Q−3 広報ふじのどんな記事に関心がありますか。
内容はおおむね理解
問4の設問では、「ふつう」と「読みやすい」の両者をあわせると97.4%となり、この比率は男女別、年齢別など他の区分でも同じ傾向です。
このことから、広報ふじは文章や内容がおおむね市民に理解されていると推察されます。
問5は、広報ふじの紙面構成・レイアウトに関する設問ですが、73%の市民が「見やすい」と答えています。
しかし、「写真やイラストが少ない」・「親しみにくい」は20歳代や居住年数3年未満の人、家族構成が夫婦だけなどの市民では10%を超えています。
このことから、写真の数や紙面構成に工夫を凝らし、より多くの市民に親しまれる努力が必要であるといえます。
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( 図表説明 ) Q−4 広報ふじを読みやすいと思いますか。
( 図表説明 ) Q−5 広報ふじを見やすいと思いますか。
男女別・年代別で変化が
問6は、広報ふじに掲載してほしい記事を尋ねたものです。
全体では、「日常生活の法律」、「歴史・文化・自然」、「市の行事・お知らせ」と続きます。男女別では、男性が「市の仕事や予算」、女性が「日常生活の法律」をそれぞれ1位に挙げています。
年齢別では、30代、40代が「日常生活の法律」を、50代、60代が「歴史・文化・自然」を20代が「スポーツ・健康」などをあげ、年代によって変化が見られます。しかし全体的には各回答に差はなく、市民はバラエティーのある記事を希望しているようです。
問7は設問2で「広報紙を読んでいない」と答えた人が3.8%。その理由として「関心がない」、「暇がない」をあげています。
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( 図表説明 ) Q−6 広報ふじにどんな記事をとりあげてほしいですか。
( 図表説明 ) Q−7 設問2で読んでいないと答えた理由は何ですか。
PART2 広報無線
難聴地域が徐々に改善
問8は、広報無線放送の聞き取り状況についての設問です。
市では、窓を開ければ聞き取れる放送の大きさを一応の目安としています。
全体的には昭和53年調査と大きな変化はありませんが、若干ですが「聞き取れる」がふえ、「聞こえない」が減っています。「聞き取れる」の率が最も高い地区は浮島地区で66.7%。「聞き取りにくい」、「聞こえない」をあわせた率が最も高い地区は吉原地区で68.6%でした。
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( 写真説明 ) 広報無線塔
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( 図表説明 ) Q−8 広報無線放送が窓を開けた状態で聞きとれますか。
「放送の重複」対策に新方式を検討
問8-2では、「聞き取りにくい」・「聞こえない」理由を尋ねました。
「放送が重複して聞こえるため」が46.7%と最も多く、地区別でも、ほとんどの地区が同じ理由を1位にあげています。
53年調査では、「広報塔から離れている」が42.2%で最も多かったのですが、現在本市の広報無線塔の数は日本一を誇り、今回の調査では大幅な減少となりました。
しかし、新たに「音声の重複」という問題が生じこの対策として、受信局を二分割し、それぞれ1回ずつ放送する方式を検討しています。
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( 図表説明 ) Q8-2「聞きとりにくい」、「聞こえない」理由は何ですか。
テレホンサービスのPRを
問9の設問では、市のテレホンサービス利用経験者が8.1%しかおらず、今後・積極的にテレホンサービスの存在をPRしていく必要があります。また利用項目は「当直医案内」が圧倒的でした。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 民話テレホンを録音中の中学生
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( 図表説明 ) Q−9 テレホンサービスを利用したことがあります。
( 図表説明 ) Q9-2 利用したテレホンサービスの内容は
PART3 広聴
市への意見要望は減少傾向
問10から問12までは、市政に市民の皆さんの意見や提案・要望を取り入れるための活動、広聴に関する設問です。
昭和53年調査と比較すると今回の調査では正反対の結果がでました。「意見や要望を伝えた」が12.3%で前回の約4分の1。逆に「伝えたことがない」が87.3%で前回の約2倍となっています。これは10年前に比べ、本市の産業文化都市としての機能が整備されてきたことを裏づけるものですが、広聴活動のPR不足も一因と考えられ、寄せられた意見等の内容分析調査などが、今後の課題といえます。次に、意見・要望を市へ伝える方法ですが、前回同様「市議会議員、町内会役員」・「市の職員」、「陳情、請願に署名」の順になっています。ただ前回調査では1%にも満たなかった「市長への手紙」が9.5%にも達し、市民と市長を直接結ぶこのシステムが市民に理解され、支持されつつあることを示しています。
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( 写真説明 ) 市長管内行政視察
( 写真説明 ) 親と子の市政教室
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( 図表説明 ) Q−10 今までに、市に対し意見や要望などを伝えたことがありますか。
( 図表説明 ) Q10-2 意見や要望をどのような方法で伝えましたか。
( 図表説明 ) Q−11 広報活動を積極的に進めるには何に力を入れたらよいですか。
公共施設見学は市政を知る最短コース
公共施設見学は、市政を身近かに学べる絶好の機会です。問12に対して、参加経験のある人は11.5%に過ぎず、また参加経験のない人の30%は、この事業があることさえ知りませんでした。今後、積極的なPRが必要です。
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( 図表説明 ) Q−12 公共施設見学や親子施設教室に参加した経験は。
( 図表説明 ) Q12-2 参加したことのない理由は何ですか。
PART4 市政参加
無関心層が増加
問13から問14は、市政に関する設問です。市政に対する関心は「やや関心がある」「非常に関心がある」をあわせて66.2%。男女別では男性(74.1%)、職業別では自営業(78%)が高い率を示しています。しかし前回調査では両者をあわせて76.2%で今回は10%の減となっています。また、無関心もふえており、このことは現代の風潮をあらわしていると思われます。
市民生活と市政のかかわり
問13の補助質問では、関心・無関心についてそれぞれ理由を尋ねました。「関心がある」と答えた人の理由としては「自分の暮らしに直接関係がある」を一番にあげ、また「関心がない」と答えた人も「自分の暮らしにあまり関係ない」を第一の理由としています。
これを前回調査と比較すると、「関心がある」で4.7%、「関心がない」で11.2%とそれぞれふえています。このことからも、自分の生活や欲求を優先的に考える現代風潮のあらわれをうかがい知ることができます。
市政参加方法にエ夫を
問14は、市政参加の設問です。その結果、何らかの形で市政に参加したいと答えた人が72%もあり、参加方法の工夫で、かなりの市民が市政に参加してくれるのではないかと思われます。
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( 写真説明 ) 市政モニター会議
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( 図表説明 ) Q−13 市政にどの程度関心を持っていますか。
( 図表説明 ) Q13-2 「非常に関心がある」・「やや関心がある」その理由は何ですか。
( 図表説明 ) Q13-3 「あまり関心がない」・「まったく関心がない」その理由は何ですか。
( 図表説明 ) Q−14 今後、何らかの形で市政に参加したいと思いますか。
ご協力ありがとうございました。
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp