【広報ふじ昭和63年】園芸コーナー
いずれがアヤメか、カキツバタ
昔は、ハナショウブを「あやめ」と呼び、一方サトイモ科のショウブも「あやめ」と呼び、「わかりにくいたとえ」とされてきました。
江戸時代には尾形光琳(コウリン)の燕子花図(カキツバタズ)びょうぶのように美術工芸によく登場しますが、絵にすると区別が難しく、「いずれがアヤメ、カキツバタ」と言われるようになり、一般に美しいものの甲乙をつけがたい時に使われ流行語になったわけです。
現代では、用語上の混乱は整理されましたが、私たちには区別しにくい草花となっています。
アヤメ科には約60属800種あり、その中のアヤメ属は約200種あり、ハナショウブ・アヤメ・カキツバタなどが一般に知られていますが、花の見分け方について紹介します。
さて、あなたは下の図を見て、いずれがアヤメかわかりますか?
- 図表あり -
( 図表説明 ) アヤメ類を植える場所
(花を見分ける方法)
- ショウブ―細い葉は直立し、芳香がある
- カキツパタ―葉の幅が広く、菜色が薄い。花弁のもとにV字の目がある
- ハナショウブ―葉の中央に表に1本、裏に2本の主脈があり花弁のもとに V字の目がある
- アヤメ―細い葉で、花弁のもとにあやの目模様がある
- イチハツ―葉は低く垂れ、花弁のもとにとさか状の突起がある
- ジャーマンアイリス―葉は厚く幅が広い。花弁のもとにひげがある
添付ファイル
※PDFを初めてご覧になる方は、ソフト(Adobe Reader)のダウンロードが必要です。
「Get Adobe Reader」のボタンをクリックし、説明に従いAdobe Readerをダウンロードして下さい。
広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp