【広報ふじ昭和63年】文化の街づくりに貢献 教育文化奨励賞
市教育委員会は、「昭和63年度富士市教育文化奨励賞」を邦楽の振興に貢献した杵家(きぬいえ)さんら3氏2団体に贈りました。この賞は、本市の教育振興及び芸術文化の向上に尽した市民などに贈るものです。表彰式は、5月3日、富士商工会議所で行われました。
個人
邦楽界に貢献
杵家弥佐代(きぬいえやさよ)さん
(難波歌子さん 74歳 富士見台)
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東京三味線大学で4世杵家弥七に師事し、邦楽本来の形、古典の原点を修得。昭和12年、吉原市に「杵弥合」を設立し、本物の古典芸能を市民に広めるため意欲的に活動を開始、さらに古典邦楽を通じ地方と中央の文化交流を発展させた。また市の各種文化事業への献身的な協力は市民の音楽文化の発展に大きく寄与している。
ペン書道の普及を
瀬尾せつ子さん (61歳 広見)
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吉原成人学校ペン科で学んで後、福山梅石氏に師事し、その傍ら公民館事業の青年・婦人学級の講師として本市のペン書道の基盤づくりに寄与。昭和50年、「書道研究するが会」の設立に尽力、副会長としてペン書道の芸術性を探求また多くの人材を育成し本市の芸術文化の振興に貢献している。
茶道一筋に
渡辺 邦雄さん (67歳 中央町)
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昭和22年・諸流派の統合による「和光会」の結成に努力し、茶人相互の親睦と茶道の普及発展に尽力。昭和30年、吉原地区芸道連盟代表に就任、大茶会や市総合文化祭など年間を通じ多彩な行事を企画。また定期刊行物の発行など本市茶道の隆盛に貢献、今後も旺盛な活躍が期待されている。
団体
青少年の情操教育
富士ジュニア・リードオーケストラ (代表 伊藤直行さん)
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昭和48年、リード合奏を愛好する児童、教師と活動を支援する保護者の協力により、学校の枠をはずした合奏団として誕生。以来精力的に演奏活動を展開し、青少年の豊かな情操活動と文化活動への参加意識の高揚に大きく貢献。団は小・中学生で構成され、すぐれた指導者のもと、団員保護者会も充実し自主的な運営を図っている。団出身者には音楽関係で活躍する者も多く、地域文化の振興に貢献している。
自然を表現する伝統文化
富士青風盆栽会 (代表 佐野 勲さん)
- 写真あり -
人が自然を表現するための日本の伝統的文化として盆栽を位置づけ、自然と一体化し豊かな心を育てる文化活動を展開するために昭和35年に設立された。現在、会は富士・鷹岡・吉原・富士北部・元吉原地区の5分会からなり、地域に根差した活動を繰り広げている。また公民館活動としての成人学校への講師派遣や盆栽教室の開催等、積極的・自主的に社会教育活動を展開。市民文化の向上に大きく貢献している。
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