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【広報ふじ昭和63年】ディアナ号探査会 いよいよ出帆!! - 探査予備調査 -

本調査に確かな手応え

 130年前に沈んだロシア軍艦、ディアナ号の船体発見を目指すディアナ号探査会は、いよいよ具体的な探査活動に入りました。
 まず予備調査を3月28日に行いました。この調査の結臭から得られたデータをもとに、本調査の日程や探査装置の選定など具体的な調査方法が決まりました。

海底は予想より複雑な地形でした

 ディアナ号探査会は、実際の調査を東海大学海洋学部に依頼しました。この日の予備調査は、同大学の小型調査船「第二北斗」に、調査主任の三沢良文海洋学部講師や学生など担当者9人が乗り組んで行われました。
 今回の調査の目的は、直接ディアナ号を発見しようというものではなく、本調査に向けて、海底の地形や、たい積している砂や泥がどのような音波反応を示すかをあらかじめ知ることにあります。
 本調査の調査海域は、富士川河口東から田子の浦港入口西までの東西3.6キロ、海岸線から沖合までは平均700メートルの範囲です。
 予備調査は、51年にディアナ号のいかりが発見された三四軒屋沖を中心に行われました。測深機と音波探査機で測定した結果海底はかなりの起伏があり、予想以上に複雑な地形であることがわかりました。

本調査は6月上旬に2隻の調査船で

 探査期間の短縮からも本調査では2隻の調査船を使用することになりました。また、調査海域を海岸線と平行に東西300メートル間隔、海岸線と直角に南北25メートルごとに区切って測定する予定でしたが東西300メートル間隔の観測線を狭めてより精度を高めることにしました。また、海底面探査装置や地層探査装置も新たに投入されます。
 予備調査終了後、三沢講師は「調査海域に船が沈んでいれば発見できる確率は高い」と話していました。本調査は6月上旬を予定しています。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 事前説明をする三沢講師
( 写真説明 ) 探査装置の海中投入
( 写真説明 ) 海底から次々とデータが
添付ファイル
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