渡辺敏亘さん一家(富士町)
小太刀護身道。聞きなれない人が多いかと居いますが、江戸時代から伝わる日本の武道です。今回は、親子三代、小太刀護身道を初めとした武道を愛好する渡辺敏亘さん一家におじゃましました。
小太刀護身道とは警察官の持っている警棒の武術。薄手のけいこ着に面をつけて行います。
渡辺敏亘さん(40歳)は、静岡県に初めて小太刀護身道を広めた指導者です。空手と古武道が6段、柔道初段、その上、学生時代は抜刀道で日本一になったというつわもの。奥さんの容子さん(40歳)も実業団のハンドボールで活躍したスポーツマンです。
そんな両親の間に生まれた3人の子供たちは、お父さんのパワーとお母さんの敏捷性を受け継ぎ、運動神経抜群です。
長男の賢(けん)君(富士中1年)は2年間小太刀護身道を行った後、2年前から陸上の選手。身長173センチと大柄で、200メートルの市内チャンピオンです。
次男の匡(まさし)君(富士第一小5年)と三男の亙(わたる)君(同3年)は、お父さんについて週1回練習を欠かさず、なかなかの腕前。
武道のそもそもの始まりは、おじいさんの武夫さん(73歳)。やはり柔道六段で、元気そのもの。そして、子供たちの活躍を一番喜ぶのが、おばあちゃんのかつさん(66歳)
「子供たちは練習を始めてから、声が大きくなり、積極性がでたよ」と敏亘さん。渡辺家のだんらんは、とてもにぎやかです。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 前列東から亙君、匡君、賢君、後列左からかつさん、武夫さん、敏亘さん、容子さん