市民彫刻教室の講師 漆畑勇司(うるしばたゆうじ)さん (柳島32歳)
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3月10日から31日まて計4回、市主催では初めて市民彫刻教室が開かれます。漆畑さんはその講師。富士市に生まれ富士市で生活するただ一人の具象彫刻家です。
既に作品は富士南小、富士中など、市内の五つの学校にあります。現在は広見公園に、万葉集の東歌(あずまうた)の中から相聞歌(そうもんか)の一編をイメージした作品を手がけています。
美術の道に目が向いたのは小学校5年生のとき、友達のかいた油絵を見たのがきっかけで興味を持ちました。昭利53年に東京造形大学を卒業後、帰郷、しばらく産休臨時講師をしていましたが、彫刻への情熱を捨てがたく、この道を選びました。
富士市の文化について「工業都市だけあって実利的、形としてすぐにあらわれない部分に金をかけるのが下手」と鋭い指摘。
市民の彫刻に対する理解を広げるだけてなく、将来は富士市の文化活動をリ−ドする人物の一人となるでしょう。