富士市 FUJI CITY Official Site

私たち富士市民の長年の夢であった新幹線新富士駅は、3月13日、いよいよ開業します。市内川成島地先に建設された白を基調とした駅舎は、外装がほぼできあがり、まばゆいばかりに輝いています。完成間近な新富士駅の内容をお知らせします。

東京へ約1時間15分
　3月13日、青と白のツートンカラーを光らせて、新幹線こだま号が新富士駅にとまり、新富士駅から発車していきます。
　これまでのように、静岡や三島で乗りかえる煩わしさはなくなり、東京までは約1時間15分、新大阪へは約2時間40分で直行することができます。
　このことは、市民一人ひとりの利便性の向上につながるのはもちろんですが、産業・流通・観光などの経済的効果や、人や情報の交流を通じての文化的効果に、はかり知れないものがあります。
　また、新富士駅の開業は、22万富士市民だけでなく、富士宮市や芝川町・庵原三町・西伊豆三町ニ村そして山梨県の一市十四町一村の住民にまでよい影響を与えるものです。

おりてみたくなる駅
　こうした、多くの住民の期待と協力により建設された新富士駅は、全国に例を見ない大変個性的な駅となりました。
「美しい富士山を世界の人々に」のテーマで建てられた駅舎は、明るくとてもスマートです。
　その上、新富士駅は富士山を真正面に向かえ、どこからでも富士山を十二分に眺められるように設計が工夫されています。
　たとえ、富士山が見えない日でも、バラ（市の花）や、くすの木（市の木）のタイルもまじった総タイル張りのホームは、新富士駅にしか見られないものです。
　新富士駅は用がなくてもおりてみたくなる、そんな駅なのです。

多機能な都市施設
　新富士駅の最大の特徴は、駅舎とあわせて建てられた都市施設です。名前も「ステーションプラザFUJI」と名づけられました。
　ここは、列車の出発を待ったり旅の疲れをいやすという駅本来の機能に、食事をとったり、お客様の出迎えなどのもてなしの機能、富士市の産業・物産・観光などを紹介して経済活動を高める機能、そして、文化活動の発表、展示の場を設けて文化を広める機能などをあわせ持った多機能施設です。
　ですから、ステーションプラザFUJIは、市民の皆さんが、たとえ新幹線を利用しない場合でも、憩いの場としたり、商談・文化活動の発表の場として大いに利用していただけます。
　21世紀に向けて、飛躍のステップとなる「新富士駅」。皆さんぜひ足を運んでみてください。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 急ピッチで工事が進む駅舎（北口）
( 写真説明 ) 青と白のコントラストが輝く南口

◇新駅の位置　富士市川成島字上川成
　　　　中心　東京起点135キロメートル付近
◇新駅の建設事業費　　132億4,400万円
　国・県等からの補助金　32億8,900万円
　地元負担額　　　　　　99億5,500万円
◇新駅の概要
　ホーム　相対式2面4線（16両対応）
　　　　　延長　410メートル
　駅舎　　JR東海施設約2,936平方メートル
　　　　　身障者用エレベーター2基
　都市施設　　約1,440平方メートル
　駅北口広場　約8,500平方、メートル
　駅南口広場　約4,900平方メートル
　駐車場（短時間送迎用）　北口26台（内身体障害者用1台）　南口11台
◇主要都市への所要時間
　東京　約1時間15分、静岡　約15分、新大阪　約2時間40分、三島　約13分、浜松　約50分

新しい街の顔新富士駅
富士市長　渡辺彦太郎
- 写真あり -

　待望の新富士駅が、3月13日開業します。駅建設の一番の課題でありました用地取得、募金という目標も、市民並びに関係各位の絶大なご協力によって推進できましたことを衷心から感謝し、開駅をともどもお喜び申し上げます。
　新駅は新しい街の顔として、市の特色が取り入れられ、従来の駅に見られないスマートな外観、ホーム、都市施設、駅前広場等がつくられました。これからは、この利用と街の発展を期待します。

富士山とともに誇れる富士市に
市議会議長　平野康夫
- 写真あり -

　新幹線新富士駅が、市民の皆様の絶大なご支援とご協力により開駅を迎えましたことを、心からお喜び申し上げます。
　今後はこの開駅をインパクトに、富士地区の産業・経済・文化が大きく前進し、富士山とともに世界に誇れる富士市が実現できますよう祈念いたします。終わりに、関係地域住民の皆様方のご協力とご尽力に重ねて感謝いたします。

恵まれた環境を生かして
新幹線募金委員会　川口清俊
- 写真あり -

　祝開駅。待望久しかった新富士駅は、東京・名古屋・関西等との時間的距離を一気に短縮します。
　新富士駅が、恵まれた環境を生かし、超広域的な観点から人と情報の入り口として、また発進基地として発展することを期待します。
　今後はハード・ソフト両面から活性化への体制を確立するため、産業界一体となって知恵を出し合うことが課題と考えています。