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【広報ふじ昭和63年】古代、この場所は聖地でした

 富士総合運動公園の整備が着々と進んでいます。そこに古墳広場が完成しました。
 健康広場に古代ロマンゾーンの出現です。

古墳ひろば

ちょっと南をちょっと東を… 

 古墳広場へ案内しましょう。
 陸上競技場からは、ちょっと南を見おろしてください。野球場からは、ちょっと東を見上げてください。樹木に囲まれた広場が見えます。この広場の北側に寄り添うように3基の古墳があります。
 古代、この地域は聖地であり、王者の眠る場所でした。多くの人々が敬い、この地を訪れたことでしょう。

- 図表あり -
( 図表説明 ) 総合運動公園


歴史ロマンの味つけ

 約1,300年の間眠っていたこの森は、総合運動公園の整備によって目覚めました。
 森には3基の古墳が残っていました。そこで市は、古墳の保存と訪れた市民への憩いの場の提供を目的に古墳広場の整備を行いました。
 広場の中ほどに芝生を植え、その中心にアスレチック遊具を設置しました。東屋(あずまや)から遊歩道を南へ向かい林を抜けると、市街や駿河湾も一望できます。


健康づくりイベント広場

 近い将来、この運動公園が完成すると、公園内の全施設を周回する遊歩道も整備されます。そしてこの遊歩道を使って、歩け歩け大会やミニマラソン大会など、家族で楽しめる健康づくりイベントが計画されるでしょう。そこで、古墳広場がイベントのメイン会場として大いに利用されるでしょう。

わしはむらの長(おさ)である。

 わしの古墳は、“大渕片倉古墳”と呼ばれ、奈良時代初めに作られた円墳である。当時、各村々の長は自分の支配した土地が見渡せる丘に墓を作り、死後もー族の繁栄を願ったものなのだ。
 富士市には600基もの古墳があるが、その中で、わしのが一番高い所にあるのだ。また県内でも築造当時の姿が残り保存状態がよいと、考古学の先生の折り紙付きで、これがまたわしの自慢である。

- 写真あり -
添付ファイル
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