最近、「国際化、国際化」という言葉をよく 耳にします。
本市においても現在、中国浙江省嘉興市との間で友好都市提携調印を前提に交流が深められています。また、市民団体、産業界などを中心に海外との交流が活発に行われ、市民の国際理解も年ごとに深まっています。
そこで、国際交流に関する各種事業の実施や情報提供、啓蒙活動を具体的に進めるため、昨年12月、「富士市国際都市交流協会」が設立されました。協会は、民間団体等が主体となり特定の国との交流に限ることなく、世界のさまざまな都市と交流をしようというものてす。
市民の皆さんの加入をお待ちしています。
民間主導て発足
国際都市交流協会は、富士市と外国都市との国際親善を基本に、教育、文化、産業、経済などの交流を促進するとともに国際友好都市間の相互理解と親善を目的としています。
組織は、市民、民間団体が主導となり、運営も個人や法人、団体などからの会費、市の補助金、寄付金で行い、事務局は富士商工会議所に置いてあります。
国際交流は、市民相互の友好親善が底辺に流れていることが基本です。本市では、文化使節団として富士の型染グループのバンクーバー市訪問、富士市少年少女合唱団のコペンハーゲン音楽祭への出演、産業界と中国の経済技術交流など、民間レベルでの国際交流が活発に行われています。また、中国浙江省嘉興市とは相互理解と友好親善を深め合っており、近いうちに友好都市提携の締結が期待されています。
嘉興市との友好都市提携を締結後は、英語圏の都市を初めとするいろいろな都市との交流も進めていきます。
本市の国際化とは、富士山を基点として、世界に開かれた富士市を築いていくことです。
永続的な事業に
国際交流を永続的な事業にするためには、交流活動を行う各種団体の育成、また、通訳、ホームステイさらに、国際的な感覚をもった青少年などを育てることも必要となってきます。
本市でも、ライオンズクラブ・ロータリークラブなどの協力によって、毎年何人かの外国人交換学生を受け入れていますが、より広範囲な市民レベルでのホームステイ等のボランティアの組織化なども考えなければなりません。
このように国際交流を円滑に進めるには、市民の皆さんの理解と協力がなくてはできません。
また、行政サイドにおけるバックアップも重要な鍵を持っています。
本年度、市は、国際化に対応した人づくりを目的に、英語、中国語の職員研修、及び海外派遣研修を実施し、国際化に備えでいます。
すばらしいまちづくりを
国際交流が活発になるにつれて、本市を訪れる外国人が増えてきます。そのため、外国からのお客さんが訪れやすい環境づくりを進めなければなりません。また、外国人だけではなく、本市を訪れる市外、県外の人たちから、「富士市は本当にすばらしいまちですね」と思われるまちづくりが必要です。
本市は、21世紀に向けての快適なまちづくり計画「ふじ21世紀プラン」を進めています。今後も市民の皆さんとともに国際文化都市の形成に向けて努力していきます。
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( 写真説明 ) 昨年来富した浙江省歌舞団
( 写真説明 ) 富士まつりには外人さんも飛び入り参加