観葉植物にとっては苦手な寒い冬が訪れました。それでも最近では、住宅の近代化や暖房設備の充実などにより室内で冬越しさせることが容易になりました。今回は、冬に緑を楽しむための観葉植物の冬越しの管理について説明します。
冬に観葉植物を育てる際の一番の障害は低温です。昼間は暖かい室内も夜半から明け方にかけてはかなり冷え込み、これが原因で株が傷んで枯れるケースが多いようです。これを防ぐために何らかの保温を施す必要がありますが、園芸店で手ごろな室内フレームをお買い求めになるか、工夫を凝らしてダンボール箱や水槽をかわりに用いることもよいでしょう。要はできるだけ昼夜の温度較差を少なくするように心がけることです。右に主な観葉植物の最低温度の目安を示しましたので、参考にしてください。
水やり
鉢土の表面が乾いた後、しおれる直前に与えます。また、冬場は乾燥していますから、スプレーで葉に霧を吹いてやることも効果的です。
施肥
株は生育していません。原則として肥料は施す必要はありません。
置き場
冬は太陽光線が弱まるので、昼間は窓越しの日光の当たる明るい場所に置きます。夜間は冷え込む窓際や廊下・玄関などは避け、室内に置くか、少しでも暖かい高い場所(棚やつり鉢)に置いてください。
- 図表あり -