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【広報ふじ昭和62年】まちかどネットワーク 豊かな自然環境と快適な田園文化のまち 浮島

 浮島地区は、富士市の最も東に位置し、昭和31年駿東郡原町から分離して、当時の吉原市に合併した典型的な農村地域です。
 地区内には縄文時代の的場遺跡や船津古墳群などがあり、早くから開けた土地です。
 今日見られる南部の水田地帯は、浮島沼を開墾してできた地で、昭和32年から36年にかけての区画整理事業で碁盤の目のように整備されました。
 また、東名から北は、なだらかな丘陵地帯で、茶畑が広がり静かな農村地域です。
 住民は、根方街道沿いと春山川の扇状地に集落を形成していますが、地区の人口はここ数年あまり変化はありません。
 こうした中で、若い労働力が他産業に流出するため、農業労働力は高齢化傾向にあり、後継者問題が生じています。
 一方、人家の密集している地域では、道路など生活環境の充実が望まれる地区でもあります。

- 図表あり -
( 図表説明 ) ◆人口 2,0011人
( 図表説明 ) ◆世帯数 450世帯
( 図表説明 ) (昭和62年10月1日現在)
( 図表説明 ) ◆面積 4.75平方キロメートル

- 写真あり -
( 写真説明 ) 静岡の自然100選にも選ばれた浮島ヶ原

我がまちを語る

高橋久男さん 浮島町1(77歳)
- 写真あり -

純朴で人情に厚い人々

 私が子供のころの浮島は専業農家ばかりで、人々の生活は随分大変でした。
 浮島沼は腰までつかって田植えをするようなところがあり、台風が来ると湖となって、その水が引くと稲は株さら流れていくような状態でした。笑い話のようですが、台風が去ると稲が移動し、隣の田んぼの稲になってしまったということもあったくらいです。ですから、米がまともに収穫できたのは3年に一度ぐらいでした。
 このように農業中心の生活から培われた人々の人柄は純朴で、人情に厚く、隣近所のつきあいを大切にする風土があります。
 また、新興住宅地などがないので、住んでいる人があまり変わらないのも特徴の一つです。
 将来は自然環境と昔からの人情を保ちながら、会社や住宅をふやし、もう少し活気のあるまちになればと考えています。
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