嘉興市は水陸の交通が発達していて市内の鉄道、道路、水路が市外に向かって四方八方に通じています。まさに浙江省の交通の中枢となっています。嘉興市の交通で特徴的なことは、運河が多いことですが、長さにして2,000キロメートル以上の内陸航行路があります。その中で特に、京杭大運河は北京から杭州を結ぶ長さ世界一の運河として有名です。
京杭大運河は、古代中国における大規模な土木事業の一つとして、万里の長城と肩を並べるものです。この大運河は紀元前5世紀、春秋時代末期、呉王夫真（ふさ）の命令で最初に掘られました。
その後、7世紀の初めになって、隋の煬帝（ようだい）が100万人の人民を使い、再びこの大計画を続けました。そして元の時代になって、現在の長さ1,794キロメートルにまで延長されました。
京杭大運河の中で嘉興市を流れる部分は、73.72キロメートルです。運河の両岸に沿ってのどかで美しい風景が続き、水面には無数の小舟が走っています。
- 写真あり -
富士市 FUJI CITY Official Site
