富士川治水300年 かりがね祭り
日本三大急流の一つとして知られる富士川。今はその流れも比較的穏やかですが、昔は暴れ川として、幾たびとなく洪水を引き起こし、加島平野(今の富士地区)に多くの被害をもたらしていました。
この富士川の流れを変え、洪水を防いだのが、かりがね堤です。雁が連なって飛ぶ姿に似ているところから名前をつけられたかりがね堤は、古郡重高・重政・重年親子三代が53年の歳月をかけて、江戸時代前期に築いたものです。
重年没後300年を経たことし、古郡三代の遺徳をしのぶとともに富士川の治水を記念して、10月3日、「かりがね祭り」が盛大に行われました。
祭りは、顕彰式典、記念碑の除幕式に続いてかりがね護所太鼓の演奏、地元に伝わる投松明(なげだいまつ)、花火など勇壮な音と炎の競演が繰り広げられました。
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( 写真説明 ) オープニングはかりがね護所太鼓
( 写真説明 ) 力強い太鼓の音が鳴り響く
( 写真説明 ) 水に感謝して鯉の放流も…
( 写真説明 ) かりがね堤の清掃も行われました
( 写真説明 ) 治水のかなめ、水防団の訓練
( 写真説明 ) 「秋の花火もいいもんだな…」
( 写真説明 ) 真っ赤に燃えあがったたいまつ
( 写真説明 ) 暗やみに浮かぶたいまつのシルエット
( 写真説明 ) たいまつに火をつける子供たち