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【広報ふじ昭和62年】まちかどネットワーク 緑と文化の調和した心ふれあうまち 須津

 須津地区は浮島沼の北、愛鷹山南麓に古くから開けた地区です。
 増川にある国指定史跡「浅間古墳」はこの地方最大の規模で、5世紀の中ごろ、駿河のクニの国王の墓として築かれたと推定されます。
 また、根方街道は古代の東海道として交通の要衝でもありました。
 地区は典型的な農村地域で、浮島沼を開墾して今日の広大な水田を作りあげました。
 現在の根方街道沿いは、人口密集地で帯状に人家が並んでいます。
 地区の東名より北は、ミカン畑の広がる丘陵地で、須津川沿いに愛鷹山登山山道が通り、上流には大棚の滝やキャンプ場、大棚荘があるレクリェーション地域です。
 地区南部は水田地帯ですが、昭和53年、県道須津・田子浦線西側に浮島工業団地ができました。
 沼川西岸は今でも浮島沼の景観の残る地で、アシ・ヨシが茂り、野鳥の楽園となっています。
 人口密集地での道路交通等の生活環境問題、南北の自然環境の保全等が地区の課題です。

我がまちを語る

鈴木富男さん 中里町3(83歳)
- 写真あり -

親しみのわく根方言葉

 私は須津に生まれ、須津に育って80年。昔の須津はのどかなものでした。人々は水稲や陸稲、お茶、畑作などで生計を立て、副業に、どこのうちでも竹行李(こうり)をつくったものです。
 地区の人は純朴で、「ずら」「にゃあ」の根方言葉をしゃべり、親しみがありました。そんな人柄は、今も伝わっています。
 現在の町の様子を見ると、家も人もふえ、生活は便利になって大変発展したと思います。
 しかし、これは昔から住む人だけの感じかもしれませんが、根方の持つ「いまだ開けていない」というようなイメージは、ぬぐい去る必要があると思います。
 それには、赤渕川以東には少ない文化的な公共施設の建設や、大棚の滝の整備などを進めてほしいと思います。

- 図表あり -
( 図表説明 ) 人口 10,397人
( 図表説明 ) 一世帯数 2,619世帯(昭和62年7月1日現在)
( 図表説明 ) 面積 10.83平方キロメートル
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