中国大陸は広いので、住んでいる地域によって食生活はかなり違います。北京(ぺきん)など北の地方の人は、小麦粉でつくった饅頭(まんとう)(まんじゅうの中にあんこが入っていないもの)をよく食べ、嘉興市の位置する揚子江(ようすこう)より南側地域は、御飯が中心の食生活です。
中国も日本と同じように御飯を炊きますが、品種が違うためか、中国の米は粘りが少なくパサパサした感じです。
また、おもしろいことに、方便面(ふぁんびぇんめん)と言う日本のインスタントラーメンも、中国で生産されています。長い歴史を持つ中国ですが、便利さを求める時代の流れは、食生活の上でも徐々にあらわれているようです。
(内容は、5月から富士市役所で中国語会話講座の講師を勤めている、東京大学大学院研究生侯冰けつ(こうひょうけつ)さんから取材しました)
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( 写真説明 ) 嘉興市郊外の米作地帯